自主制作ラジオ放送 20121108 第23回

食品栄養学科自主制作ラジオ放送 20121108 第23回

≪オープニング≫
「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 2012」~!
ラジオをお聴きの皆さん、こんにちは。
きょうで23回目の放送を迎えました、「宮城学院女子大学 食品栄養学科」で管理栄養士を目指す私たちが、食べ物や健康に関する話題を取り上げ、語り合う番組です。
また、黒川郡大衡村で行っている教育ファームでの出来事や、私たちのキャンパスライフも紹介します。
とにかく食べる事と東北地方が大好きな私たちの想いが、皆様に届きますように!
一生懸命頑張ります!今日のメインパーソナリティーは3年生の佐々木香菜でお送りします。

そして今日一緒に番組を担当するメンバーはこの2人!
3年生の小野悠香です。よろしくお願いします~
3年生の千葉晴香です。よろしくお願いします~
番組のコメンテーターは私たちの大学の先生の正木恭介先生です。
先生、どうぞよろしくお願いします。

それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」
今日は「臨床栄養学実習」というテーマをご用意しました。
そして音楽をはさんで、番組後半は、
私たちの出身地の名物などを紹介する「ご当地自慢」のコーナーと
今日からすぐに役に立つ豆知識「栄養ワンポイント」のコーナーをお届けします。
FMいずみのスタジオからお送りします。
どうぞ、30分間ランチタイムのBGMとしてお付き合いください。

この番組は、宮城学院女子大学の提供でお送りします。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは、「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、「臨床栄養学実習」というテーマでお送りします。
私 たちが所属する食品栄養学科では、管理栄養士の国家資格を得るために、給食施設や病院、保健所の3か所に行き、学外臨地実習を行います。(実習は実際に現 場での管理栄養士が行っている業務をやってみる、見学するなどして、現場でしか学ぶことができないことをたくさん経験します。就職活動でよく聞くインター ンシップに似た部分があると思います)
管理栄養士といっても、さまざまな活躍の場があります。
この学外臨地実習は、どの分野で自分は進みたいのか定めるきっかけにもなるため、
食品栄養学科3年生にとっての一大イベントでもあるのです。
私たちは、先月やっとすべての実習を終了しました。
今回は3つの実習のうちの1つ、「臨床栄養学実習」について語り合います!

まず、病院の管理栄養士の仕事ってどんな仕事なのか?
病院での管理栄養士の業務は、大きく分けると2つあります。
1つは実際に患者さんに対して検査の数値や病状に応じて、栄養計画を立案し、指導をする、栄養指導業務です。

もう1つは患者さんフードサービスをメインとした献立作成、発注などを行う献立業務です。病院では、健康な人向けの食事、糖尿病や腎臓病などの病気に応じた食事、流動食や全粥食などといった患者さんの食べる能力に応じた食事など様々な食事を提供しています。

Q1実習施設はどんなところだったか?
Q2実習では主にどんなことを見てきたのか?
Q3実習で印象に残った出来事は何かあったか?
Q4病院で働く管理栄養士の実際をみての感想は?
Q53つの実習を行って、管理栄養士に対する考え方や就職活動に何か影響受けたことはあったか?

以上、私たちのキャンパスライフでした。

≪音楽タイム≫
ここでリスナーのみなさんに心の栄養源をお届します。
音楽を聴くと心が癒されたり元気になりますよね。
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介します。
今週ご紹介する音楽は佐々木香菜の選曲で東方神起の「Share The World」です。
この曲は、私が東方神起を好きになったきっかけの曲です。
人気アニメの主題歌にもなったので、リスナーの皆さんもお聞きになったことがあるかと思います。
それでは東方神起の「Share The World」お聴き下さい。
~♪
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに♪

≪コーナー2 ご当地自慢≫
さてお次は、「ご当地自慢コーナー」です。
誰もがもつふるさと、それぞれひとりひとりにとって特別な存在です。
このコーナーでは出身地の食べ物、文化など自慢できるものをみなさんにご紹介していきたいと思います。
今回は、宮城学院女子大学 食品栄養学科3年生の庄司眞紀さんに、『喉やけ団子』という、面白いお団子を紹介してもらいます。
※音源をお聞きください。
以上、「ご当地自慢コーナー」でした。

≪コーナー3 栄養ワンポイント≫
さて、続いては『栄養ワンポイント』のコーナーです。
ここでは、管理栄養士として知っておきたい知識、また、リスナーのみなさんにもご紹介したい事柄を問題形式で紹介します。みんなで考えて理解を深めていきましょう。

今回はグリセミック・インデックス(略称GI)についての問題です。
その前に…グリセミック・インデックスとは何でしょう?

血糖指数とも呼ばれ、糖質50gを含む食品を食べた後の血糖値の上がり方と、基準となる食品(ブドウ糖50g)を食べた後の血糖値の上がり方と比較して、パーセントで表した数値です。

GIが高い食品ほど血糖が急激に上がって、インスリンを急激に分泌する必要があります。
そのため、糖尿病の人には負担になってしまいます。
実際に、同じカロリーの糖質を食べても血糖値の上がり方はそれぞれ異なります。
そこで、問題です。

次の食品の中で最もGIが高いのはどれでしょう?
① 玄米ご飯
② もち
(選択肢繰り返す)
正解は②のにんじんです。

①の玄米ご飯は50、②のもちは80です。

血糖値が上がりやすいのは、カロリーが高い食べ物だと思われがちですが、実はそれは違います。一般的に、血糖値が上がりやすいのは、ごはんやパン、麺類、果物、砂糖などの炭水化物だといわれています。
同じ炭水化物を多く含む食品でも、血糖値が急激に上昇するものと穏やかに上昇するものがあります。
(たとえば…全粒ライ麦パンやピザ生地は低GIですが、フランスパンやベーグルパンは高GIなのです)

ちなみに血糖値の急激な上昇を抑える働きをするものが、食物繊維です。
食物繊維は、胃へ移動した後、分子量の小さいスクロースやグルコースなどの糖質を、胃から小腸までの移動を遅らせます。これらのスクロースやグルコースなどの糖質は、小腸で消化と吸収がゆっくり行われ、急激な血糖の上昇を抑えてくれるのです。
血糖上昇が抑制されるとインスリンの分泌刺激が弱くなるため、糖尿病の予防が期待できます。
生活習慣病が問題視されている現在、このように食品が血糖の上昇を変えるというのは知っておいた方が良いと思います。
来週も、このように問題形式でみんなで勉強していきます。
以上、「栄養ワンポイント」のコーナーでした。

≪エンディング≫

今回は、正木ゼミ3年生の小野悠香さんと千葉晴香さんをゲストに迎え、
メインパーソナリティー佐々木香菜、コメンテーター正木恭介先生でお送りしました。

『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』

 この番組は、宮城学院女子大学の提供でお送りしました