20回目を担当します今日のメインパーソナリティーは3年の豊田莉子です。
今日一緒に番組を担当する、私たちの仲間はこの方です!
正木ゼミ3年の廣木さやかさんと近江遥奈さんです。
メンバーの個性が分かるように、自己紹介テーマを設けました。
今日の自己紹介テーマは、読書の秋にちなみ「好きな本について」です。
私の好きな本は蛇にピアスという、2004年に芥川賞を受賞した小説です。小学4年生の時にはじめて児童文学向けではない小説を読んで、とても感動して、同時に作者の金原ひとみ先生に強烈に憧れました。今も一番憧れている女性は金原ひとみ先生です。
さやかさんはどうですか?
遥奈さんはどうですか?
そして、番組のコメンテーターは丹野なな子さんです。
本日はこの4人でお送りします。
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
最初は「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は、「公衆栄養学実習を終えて」についてお伝えします。
公衆栄養 とは、個人または集団の健康の維持・増進と疾病の予防を目的に、人の健康と食をめぐる問題を地域、社会の組織的活動により解決し、人々の健康を増進する実践的領域です。
地域社会において人間栄養学を基礎に、実践・栄養活動に必要な理論と方法を研究する学問が公衆栄養学です。
7月の放送でお伝えした給食経営管理と同様に公衆栄養学を学ぶことは、管理栄養士になるために必要不可欠です。
具体的にどのようなところで私たちが公衆栄養学の実習をしてきたかというと、仙台市内や宮城県、秋田県や青森県の保健所や保健センターで公衆栄養学を学んできました。
私は仙台市若林区保健福祉センターで夏休み中に一週間実習してきました。
毎朝8時30分に出勤し、保健福祉センターの業務や家庭健康課、衛生課の業務についての講義を受けたり、実際に職員の方が栄養教育に使用する媒体作成 をしたり、離乳食教室や母と子の健康相談での集団栄養教育 を見学しました。
プロの集団栄養教育を間近に見れたこと、また子育てしている母親が栄養のことについてどのような不安や疑問をもっているのか学ぶことができ大変勉強になりました。
さやかさんはどこの施設でどんなことを学びましたか?
遥奈さんは?
さやかさん、実習での印象深かったこと、大変だったこと、うれしかったことなどを教えてください。
遥奈さん、教えてください。
私が一番大変だったことは、体調管理と朝早くに起きることです。
私は滅多に風邪などはひかないのですが、ちょうど実習期間中はエボラ出血熱やデング熱など感染症が流行っていたので、なるべく人の多いところにはいかず、虫除けスプレーをしたりして対策していました。
あとは、早寝早起きをして3食しっかり食べて過ごし免疫力を高めました。
私は普段、原付バイクで登校しているのでバスにはほとんど乗らないのですが、実習期間中は公共の交通機関を利用しなければいけないので慣れないバスに乗って通いました。バスに乗るだけで疲れるのでへとへとでした。
机上の勉強ではわからない公衆栄養分野で働く管理栄養士の苦労ややりがいを学ぶことができ、とても充実した一週間を送ることができました。
今月は私たち3年生が行く最後の実習、臨床栄養学実習という病院での実習があります。
こちらも、有意義なものになるよう精一杯励みます。
以上「私たちのキャンパスライフ」今回は「公衆栄養学実習を終えて」についてお送りしました。
≪音楽タイム≫
ここで一曲音楽をお届けします。
音楽を聴くと心が癒されたり、元気になりますよね。
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介していきます。
今週ご紹介する曲は、私の選曲で「鬼束ちひろで茨の海」です。
落ち込んだ時にこの曲を聴くととても癒されるので選びました。
それではお聞き下さい。
~♪~
お届けした曲は「鬼束ちひろで茨の海」でした。
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!
≪コーナー2≫
さて、次のコーナーは、お野菜ワンポイントのコーナーです。
野菜の1日の摂取目標量は350gですが、日本人の野菜の摂取量はどの年齢でも目標量に達していません。そこで、毎週1種類、皆さんに旬な野菜をご紹介していき、野菜の魅力をお伝えしていきます。今回は廣木さやかさんに紹介してもらいます。
今回は、「牛蒡」をご紹介します。
今の時期にはよく芋煮会など行われていますよね!
今回紹介する牛蒡も芋煮の材料としてよく使われますが、そもそも牛蒡の旬っていつだか分かりますか?○○さんはどう思いますか?
そうです!牛蒡 は11月頃から2月頃の秋~冬が旬となる野菜なんです。
秋から冬が旬な牛蒡は、昔からユーラシア大陸北部には広く自生していて、日本には平安時代に薬草として中国から入ってきました。独特の香りや歯ごたえを持っており、古くから親しまれていますが、主に食用として利用されるようになったのは、江戸時代ごろからです。ヨーロッパには、サルシフィなど西洋ごぼうと呼ばれる牛蒡に似た品種がありますが、牛蒡を食用としているのは、日本くらいです。台湾や韓国の一部でも食べられていますが、これはかつて日本が統治していた名残のようです。
牛蒡は中国から伝わったのですが、日本で生産量が高いところは何処だか○○さんは分かりますか?
正解は主な産地は青森県で、次いで茨城と北海道です。この三つの地方で全国の半分以上を生産しています。牛蒡は冷たい気候を好むため、青森や北海道でよく生産されるんですね。また、牛蒡はまっすぐ伸びるので、耕土のふかいところでは、長く良質なものが生産されます。
次に栄養についてです。牛蒡は、食物繊維を大変豊富に含み、腸の働きを整えたり、コレステロールの増加を抑えて動脈硬化を防ぐ作用があります。
また、牛蒡にはポリフェノールであるクロロゲン酸 が豊富に含まれています。クロロゲン酸は、牛蒡を水にさらしたときに出てくる茶褐色の成分であり、抗酸化作用で生活習慣病や、老化を抑えてくれます。
様々な栄養を持つ牛蒡は、金平牛蒡、豚汁、煮物など多くの料理に使われますよね!
私は金平牛蒡にして食べるのが、牛蒡独特の風味を感じることが出来て好きです。皆さんは、どんな風にして牛蒡を食べるのが、好きですか?
このように様々な料理に使われる牛蒡ですが、皮をむいたり、水にさらす下処理が面倒と思ったことありませんか? 料理本のレシピを見るとたいてい「牛蒡は切ったら、水や酢にさらす」と書いてありますよね。これはアクを抜くのと色よく仕上げるためで、実は多くの場合、牛蒡を長く水にさらすと、抗酸化作用のあるクロロゲン酸や、香り成分が水に溶け出してしまうため、牛蒡を水にさらす必要はありません。また、クロロゲン酸は皮の下2~3ミリに多く、牛蒡独特の香りの成分も皮の近くに集中しているため、皮は剥かずに泥をよく洗いおとすか、包丁の背やアルミホイルなどで皮の表面をごく薄くこそげ取るだけが良いそうです。さらに、牛蒡は大きめにゴロンと切ると、歯応えがよく、調味料がからむ面積が減り減塩につながります。大きめに切ったら、火が通りにくいと思う方もいるかもしれませんが、牛蒡は大きめでも火の通りは早いので心配ありません。
このように、皮をむかない、水にさらさない、大きめに切る、以上の三つのポイントを牛蒡調理の三大新常識というそうです。皆さんは知ってましたか?
ぜひこれから芋煮会などに参加する方は今日お伝えした牛蒡の魅力や、調理方法を皆さんに教えてあげてほしいですね!
明日の、野菜は、牛蒡で 決まり~!!
以上『お野菜ワンポイント』、今回は「牛蒡」を紹介しました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます
今回は正木ゼミ3年の近江遥奈がお答えします。宮城学院正木ゼミ3年飯田愛未さんから「人見知りやあがり症はどうやったら治るの?」という質問をいただきました。
「人と話すのが苦手」「初対面の人だと緊張してしまう」「なんとなく、恥ずかしくて自分から話しかけるのを躊躇してしまう」などとおもうことはありませんか?昔は近所付き合いがあったり、携帯やソーシャルネットワークも発達していなかったため、人と直接関わることはとても多かったですね。でも最近はメールやラインなどを使う人が多くなってきました。そのためコミュニケーションをとる機会も減り、人見知りやあがり症にひとが増えてきたように感じます。皆さんは人見知りなどで困ったこととかありますか?
人見知りを克服するためにまず4つのことを試してみましょう。
まずは、会話の返事に一言二言付け加えてみることです。
もし話しかけられて、「はい」、「そうですね」といった返事だけをすることが多いなら、その返事に続けて一言二言付け加えてみましょう。それだけでも会話が途切れにくくなります。
2つ目は聞き上手になることです。
おしゃべり上手=コミュニケーション上手とは限りません。むしろ話好きな人は自分の話をしたがる反面、相手の話を聞かない人もよくいます。口数が少ないことをコンプレックスに感じることはありません。巧みな話術を身につけるよりも、聞き上手になることを目指しましょう。
3つ目ははっきりとした受け答えをする事です。
人見知りだと何かと曖昧な返事をしてしまいます。「別に…」だとか「微妙」といったはっきりとしない曖昧な返事は一番返しにくく、さらに印象も悪くなってしまいます。ですから、なるべくこういった曖昧な表現は避けましょう。
4つ目は自分がどう思われているかを気にしないことです。
「相手に変な風に思われてないかな…」と気になり始めると、自分から話を切り出しにくいものです。人見知りなひとはネガティブになりがちです。私結構気にしてしまいます。
でも案外、自分が思っているほど相手はよっぽどのことがない限りあなたのことを変に思いません。むしろ「自分がどう思われているか」ということばかりに気を取られ、会話が疎かになっていることの方が変です。そうならないためにも、相手との会話に集中しましょう。
人見知りとは動物が持つ本能のひとつである「警戒心」から来ていると言われています。自分の身を危険から守るための防衛本能ですから、本来誰もが「人見知りである」ということになります。ですので、初対面の人やあまりよく知らないひとと話す時に緊張してしまうのはめずらしいことではありません。ただ、「初対面の人と上手く話せない」ということを考えすぎると苦手意識が生まれ、どんどん人見知りが進行していってしまいます。自分に自信を持って話すことが大切です。人見知りを直して、たくさんの人と楽しくお話できるようになったらいいですね
質問をくれた飯田愛未さん、お悩みは解決できたでしょうか?ぜひ試してみてくださいね!
以上、『解決!なんでもアンサー』のコーナーでした。
本日は廣木さやかさん、近江遥奈さん、コメンテーターは丹野なな子さん、メインパーソナリティーは 豊田莉子でお送りしました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!