2023年09月15日放送 03回
「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記」~♪
第3回を担当します今日のメインパーソナリティは正木ゼミ4年の小松歩加です。出身高校は気仙沼高校です。
長かった夏休みも終わり、いよいよ後期の授業が始まりました。気持ちを引き締めて新学期を過ごしていきたいところです。ということで今日は「自分なりのモチベーションの上げ方」をテーマに自己紹介させていただきます。今日一緒に番組を担当する仲間はこの方々です! 4年生の佐藤乙羽さんと3年生の遠藤梨穂さんです。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は「食品栄養学科の臨地実習 学校給食編」について語らいます
1曲音楽をはさんで、番組後半は、世界各国の朝ごはんを紹介し、朝食の重要性を考える「世界の素敵な朝ごはん」のコーナーです。今日はタヒチの朝ごはんを紹介します。
そして最後のコーナーは栄養や健康知識を常に学んでいる私たちが、新鮮な情報をお届けする「栄養学生が教える〇〇」のコーナーをお届けします。
fmいずみのスタジオからお送りします。 どうぞ30分間お付き合いください。
世界の朝ごはんレシピ公開します。下のリンクを閲覧してください。
今回、私が紹介するのはタヒチの料理、ポワソン・クリュについてです。朝食を無理なく習慣化できるように、火を使わずに作ることができる料理を探していたところ、ポワソン・クリュは野菜もしっかりとれて簡単だと思ったため、皆さんに紹介したく選びました。
タヒチとは、南太平洋のポリネシアに属する「ソシエテ諸島」にある島であり、南太平洋諸島にあるフランス領ポリネシアで最大の島です。公用語は、フランス語とタヒチ語になります。日本からタヒチまでは飛行機の直行便で11時間ほどかかります。タヒチは「南太平洋の楽園」と言われており、年間を通して温暖な気温で、青く透き通ったサンゴ礁の海や山々の美しい自然が魅力的です。
みなさんは、タヒチの料理やポワソン・クリュについて知っていましたか?
(フリートーク)
タヒチはフランス領であるため、料理の基盤はフランス料理ですが、「クイーン・タヒチ」と呼ばれる芯まで食べられるパイナップルやバナナ、ココナッツ、ライム、パッションフルーツなど南の島でとれる果物とラグーンや外海でとれる新鮮なマグロやスズキ、シイラなどの魚介という食材が加わり、フレンチポリネシア料理と言えるのがタヒチ料理の特徴です。
ポワソン・クリュとは、マグロをココナッツミルクとライムで和えたさっぱりした味のマリネです。フランス語で「ポワソン」は「魚」、「クリュ」は「生」を意味しています。
それでは、ポワソン・クリュの作り方を紹介します。
材料は、マグロ150g、きゅうり1/2本、トマト1/2個、玉ねぎ1/2個、小ねぎ適量、ココナッツミルク大さじ1、ライム果汁大さじ1、パセリ適量、塩は適量です。
作り方は、マグロに塩を少々ふります。10分おいておき、水気を軽くふきます。ライム果汁をかけてさらに10分おいておきます。まぐろは1.5㎝角に切り、きゅうりとトマトは食べやすい大きさに切ります。玉ねぎは薄切りにし、小ねぎは小口切りにします。そして、まぐろ、きゅうり、トマト、玉ねぎ、ココナッツミルク、パセリ、塩を混ぜ合わせます。器に盛り、小ねぎを散らして完成です。
作る上でのポイントは、混ぜ合わせた後、冷蔵庫で冷やすことです。味が馴染んで美味しくなります。また、マグロにライム果汁を入れると酸により白く変色します。マグロにライム果汁が染みて美味しくなるので、この状態になってから他の具材を加えてみてください。
マグロはDHAと呼ばれている血圧の上昇を抑える、血液をサラサラにする働きがある成分が多く含まれています。また、人が体内で作ることができず食事からの摂取が必要な必須アミノ酸のリジンも含まれているため、脳を働かせ効率よく仕事を進めるためにも必要な栄養素が含まれています。
マグロに含まれる鉄は「ヘム鉄」といいます。鉄が不足すると、貧血になったり疲れやすくなったりすることがあります。「ヘム鉄」は吸収率が高いため、鉄分の不足しやすい女性には積極的な摂取をおすすめします。
そして、ライム果汁など酸味を含むものを食べることで疲労回復にも役立ちます。ライムやレモンなどの果物に多く含まれるビタミンCが不足すると、ストレスが解消しにくくなるため、食事でしっかりと補う必要があります。
ポワソン・クリュを私も実際に作って食べてみたところ、味付けはココナッツミルク、ライム果汁、塩のみでしたが、味がしっかり感じられとても美味しかったです。今回はライムを使用しましたが、レモンでも代用できます。マグロをサーモンにしてみても美味しそうです。
ぜひみなさんの朝食に取り入れてみてください。