2023年09月05日放送 01回
「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記」~♪
ラジオをお聞きのみなさんこんばんは!
「宮城学院女子大学 食品栄養学科」で管理栄養士を目指す私たちが、食べ物や健康に関する話題を取り上げ語り合うこの番組、先輩から引き継ぎ、今年で16年目になります。
食や健康にかかわる情報に加え、私たちのキャンパスライフも紹介していきます。
堅苦しくない、わかりやすい女子大生が作る教養番組を目指します。応援してください。
第1回を担当します今日のメインパーソナリティは正木ゼミ4年の羽賀未桜です。
出身高校は塩釜高校です。
私達宮城学院女子大学の学生は夏休みに入り、一か月ほどが経ちました。
そこで今日は「夏休みにしていること」をテーマに自己紹介させていただきます。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間はこの方々です! 佐野友衣子さんと鈴木彩水さん、そして番組のコメンテーターはお馴染み、正木恭介先生です。
本日はこの4人でお送りします。
それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今回は「宮城学院女子大学の食品栄養学科:食と健康のスペシャリストの育成」についてご紹介します。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、
世界各国の朝ごはんを紹介し、朝食の重要性を考える「世界の素敵な朝ごはん」のコーナーです。
新しいコーナの記念すべき1回目は「フランスの朝ごはんガレット」です。
そして栄養や健康知識を常に学んでいる私たちが、新鮮な情報をお届けする「栄養学生が教える○○」のコーナーでは「夏バテ」について、お届けします。
fmいずみのスタジオからお送りします。 どうぞ30分間お付き合いください。
世界の朝ごはんレシピ公開します。下のリンクを閲覧してください。
今回紹介するガレットは、そば粉で作るクレープで、中に好みの具材を入れ四角く折りたたむ料理です。
それでは、ガレットの作り方を紹介します。
材料は4枚分で、具材はハム8枚、グリュイエールチーズ100g、スーパーで手に入りやすいとろけるチーズを使用しても良いです。卵4個、黒コショウ少々、細ねぎ適量、バター適量です。生地はそば粉75g、卵1/4個、塩少々、水175mlです。
作り方は、初めに生地をつくります。ボウルにそば粉、塩を入れてから、かき混ぜ、中央に溶き卵を入れます。水50mlを加えて中心からよく混ぜ合わせ、生地が乾かないように表面に25mlを流し入れてラップをして冷蔵庫で一晩おきます。
休ませた生地に水100mlを加えよく混ぜます。フッ素加工のフライパンを強火で熱し、バターを薄く塗ります。生地を下からすくって1/4の量流し入れ、フライパンを傾けて薄く広げます。このとき生地に粘度があり伸ばしにくい場合は、冷たい水を加えるとよいです。
表面まで火が通ったらチーズをのせ中央に卵を割り入れます。まわりにハム4切れを並べ、黒こしょうをふります。生地を内側に折って形を四角に整え器に盛り、細ねぎを添えます。残りも同様に作ります。
ポイントは、生地を一晩寝かせることです。外はカリッと、中はもっちりとした食感になります。そのため、夜準備しておいて朝、焼くだけにしておくと便利です。
私も実際に作って食べてみたところ、そば粉を使っているのでもちっとした食感でした。また、そばの香りがして具材との相性も良かったです。
そばというとの日本のみで栽培されているイメージがありますが、ブルターニュ地方では、小麦の栽培に不向きであったことからそばが栽培され、ガレットや粥にして食べられていたそうです。
そばはご飯よりもカロリーが低く、そば粉に含まれるタンパク質には必須アミノ酸という人の体で作られないため、食べ物から取り入れなければならないアミノ酸のリジンがとても多く含まれています。リジンは集中力を高めるだけでなく、体の成長に大きくかかわったり、肝機能を強化したりすることが期待され、細菌やウイルスによる体内への侵入を防ぐ抗体などの材料ともなります。また、ビタミンB1やビタミンB2を多く含み、疲労回復に役立ち、体の免疫力を高め皮膚の粘膜を強化します。ルチンという成分は、毛細血管を強化し、血圧を下げる働きをします。
ガレットはそばをゆでずに焼く調理法のため栄養素が外に出ることなく効果的に摂取できます。
ガレットは生地を焼く際にひっくり返す必要がないので簡単に作ることが出来ます。具材をアレンジしてもよいです。ぜひみなさんの朝食に取り入れてみてください。