自主制作ラジオ放送 パワフル奮闘記 第21回 (2014.02.24)

21回目を担当します今日のメインパーソナリティーは 正木ゼミ3年の 宮田盟子 です。
毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!
今回、ゲストに来てくれたのはこの方です!漆山渚さんと高梨せいらさんです。
そして、本日のコメンテーターは、私たちの大学の先生である正木恭介先生です。先生よろしくお願いします。
本日はこの4名でお送りします。それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「私たちのキャンパスライフ」のコーナーです。
今月2月14日に私たち正木ゼミで、高砂長寿味噌 本舗 東松島工場の見学に行ってきたのでその様子についてお届けしたいと思います。
1曲音楽をはさんで、番組後半は、番組の人気コーナー、魚の魅力をさぐる「お魚ワンポイント」のコーナーと、皆さんから頂いた疑問を私たちが何とか答える「解決!なんでもアンサー」のコーナーをお届けします。

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今月、2月14日に行ってきた、「高砂長寿味噌 本舗 東松島工場」での見学の様子をお伝えします!
「高砂長寿味噌 本舗 東松島工場」は、仙台味噌の1つである「高砂長寿味噌」を製造している味噌蔵で、1901年(明治34年)創業の知名度の高い老舗です。
味噌の原材料は、何か分かりますか?
味噌は、米と大豆と塩の3つの素材からできています。高砂長寿味噌の原材料はすべてが国産で、中でも大豆は宮城県産のものを使い、製法にも独自のこだわりを貫いているそうです。
米と、大豆、塩のとってもシンプルな材料なのに、全国にいろいろな種類の味噌があるのって不思議ですよね。
【なぎさちゃん】赤味噌は、大豆を蒸して、そこに麹を加えて発酵させたもので白味噌と比較すると熟成期間が長く、じっくりと熟成させることであの濃い色になります。白味噌は、大豆を煮て麹を加えて発酵させたものだそうです。
【せいらちゃん】一般的な味噌蔵では、大豆に米麹を加え発酵させて味噌を作りますが、高砂長寿味噌は、米麹と大豆を発酵させた大豆麹を加えて味噌を作っています。また、半年~1年熟成させて、深いうまみ、大豆の甘みやコクのある美味しい味噌が出来上がるそうですよ。
工場見学では、説明を聞きながら、外から工場を覗かせていただきました。工場の外側の壁が、味噌を熟成させる部屋の部分だけ黒っぽくなっていました。皆さん、なぜか分かりますか?
味噌や醤油の蔵に黒壁が多いのは、発酵食品を作る時どうしても麹菌の斑点が壁にしみ出してくるからだそうです!麹菌の力ってすごいですね!!
伝統を守り丁寧に造られる味噌・醤油はこれまでに様々な賞を受賞しています。また、2011年3月11日の東日本大震災で本社蔵は甚大な被害を受けましたが、この年の6月には工場を再開し、同じく被災した企業と協力した商品の開発をしたり、地域全体での復興への努力も続けています。また、東松島工場は、仮設住宅地の近くにあるのですが、炊き出しなども積極的に行っていたようです。
工場見学のあとは、豚汁を振舞っていただきました。 味噌や醤油の他にもオリジナルの商品も扱っていて、「味噌ぴーなっつ」「味噌カステラ」「味噌仕込みかりんとう」「味噌チョコ」「醤油チョコ」などユニークな商品もたくさんあって、これも試食させていただきました。これらの商品はみな、社長の奥様が商品開発を担当しているそうです!実は、この社長の奥様は、宮城学院女子大学出身で、私たちの先輩でもあるんです。
工場見学では、楽しみながらも勉強になりましたね。高砂長寿味噌を使った、豚汁、カステラ、チョコレートなどどれもほんとに美味しかったですよね。ラジオをお聴きの皆さんも、仙台味噌の老舗、「高砂長寿味噌」をぜひ、召し上がってみてはいかがでしょうか。
以上「私たちのキャンパスライフ」今回は「高砂長寿味噌 松島工場見学」についてお送りしました。

≪コーナー2≫
さて、次のコーナーは、お魚ワンポイントのコーナーです。
今回ご紹介するお魚は「カンパチ」です。
カンパチは全世界の温かい海に分布する大型肉食魚で、日本では高級魚として扱われるお魚で、見た感じはブリなどに似ていて、全身が淡い黄色がかった銀色と淡い桃色に見える美しいお魚です。大きさは、成長したもので、1m前後だそうです。
さて、カンパチって漢字でどのように書くでしょうか?
実は、カンパチには魚へんが付く漢字は無く、間に漢数字の八と書いて、二文字で「間八」と書きます。
なぜ、このように書くのかというと、カンパチを正面から見ると、目と目の間に、漢字の数字の「八」の字に見える模様があることから、「目の、間に八」ということで、「間八(かんぱち)」なんだそうです!カンパチは、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚でもあるんですよ!
天然のカンパチは東北より南の海で水揚げされています。養殖も盛んで、国内の約6割を鹿児島が養殖、水揚げしています。他にも、愛媛や三重なども養殖を盛んに行っています。
カンパチの旬は夏から秋の初めにかけてで、見た目が似ているブリと比べると、味はあっさりしていています。かつて高級魚といわれたカンパチも、養殖業の頑張りにより安定した供給が出来る様になってきていて、スーパーで刺身パックとして売られているものや、回転寿司で流れているのを見かけた方も多いのではないでしょうか。
皆さんカンパチ、食べたことありますか?回転寿司に行くと流れてくるのをみかけたりしますよね…?
高級魚とも言われるカンパチですが、スーパーの魚コーナーでカンパチ探してみようと思います!そのときはお値段もチェックですね!
明日の、おかずは、カンパチで、決まり~!!
以上『お魚ワンポイント』 今回は「カンパチ」を紹介しました。

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していくコーナーです。
今回のお悩みは、「食器選びのコツを教えて!」です。このお悩みは、私の高校時代の友人からいただきました。先日、このお友達と買い物に行ったときに、マグカップを選んでいたんですけど、ココアとかコーヒーを飲むなら何色のマグカップが1番美味しく感じるのかな~、なんて考えたら、とっても迷ったんです!!
【なぎちゃん】何色のカップがホットココアを最もおいしく感じるのかの実験についての論文を見たことがあります!この研究は、57人の参加者に同じココアを、白、赤、クリーム色、オレンジ色の4つの異なる色のカップに入れて出して、調査を行ったものです。大多数の人の意見では、最も美味しいと感じたココアはオレンジ色かクリーム色で、特にオレンジ色で出されたものだったそうです。
【せいらちゃん】缶コーヒーでの実験もあって、中身が同じ味の缶コーヒーで、容器の色を変えると、赤では濃くおいしく、黄色ではうすく、青では味が酸っぱく感じるという結果になったそうです。
赤やオレンジ色などの暖色は開放感を与え、青緑・青などの寒色は緊張感をもたらすという具合に、色は人の感情に影響をおよぼします。そのため、食品の色、食器の色は食欲にも影響するんですね。食品の色に対する好みは性別や年齢、民族によっても違いがありますが、一般にオレンジや赤・黄の暖色系の色と黄緑・緑などの中間色が食欲をそそる色として好まれます。
逆に青・紫は食欲が減退する色とされているそうですよ!
食品栄養学科の先輩で、ランチョマットの色彩が食事の印象に及ぼす影響について卒業研究をした先輩方がいたのですが、赤と茶の2色が好まれるという結果が出たようです。
色って美味しさにとっても深い関わりがあるようですね!!
ちょっと、色の話とはそれてしまうのですが、味噌工場見学と同じ日に、牛乳やヨーグルトの製造をしている、明治東北工場の見学に行ってきたのですが、その際に工場の方が、紙パックの牛乳と、瓶の牛乳だと、中身は一緒でも美味しさが違うような感じがするというお話をしていました。確かに、私もビンのほうが特別な感じがして、ちょっと美味しく感じる気がするのですが、みなさんどうですか?明治の方によると、紙パックは紙で出来ているので、どうしても少し臭いを吸収してしまう性質があるようなのですが、ビンはにおいを通しませんし、ストローで飲むのとビンの飲み口から飲むのとでは、食感というか感じ方が変わりますよね?こんな感じで、食べ物、飲み物って全く内容が同じでも、見た目とか、飲む方法によって、変わるんだな~って改めて感じますね。
今日の話をまとめると、ココアを飲むときには、オレンジ色のカップが、コーヒーは赤などの暖色系の深みのある色を選ぶのがオススメですね!ラジオをお聴きの皆さんもマグカップ選びや食器選びの際にぜひ参考にしてみてください。
以上、解決!なんでもアンサーのコーナーでした。

本日のゲストは、3年 漆山渚さん、高梨せいらさん、コメンテーターは、正木恭介先生、メインパーソナリティーは3年 宮田盟子でお送りしました。

『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』
この番組は、食育関連事業を行っているNPO法人オリザネットの提供でお送りいたしました。