自主制作ラジオ放送 パワフル奮闘記 第14回 (2014.01.06) 

14回目を担当します今日のメインパーソナリティーは 3年の 宮田盟子 です。今日の自己紹介テーマは年が明けてから初めての放送という事で、「2014年の意気込み」です。私は、いろんな料理に挑戦したいです。いつも簡単に作れる物が多いのでちょっと手が込んだ料理が作れるようになりたいです!よろしくお願いします。
毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!今回、ゲストに食品栄養学科の私の友達2人に来てもらいました!
佐藤優衣さん、須藤綾さんです。
そして、番組のコメンテーターは私たちの大学の正木恭介先生です。先生よろしくお願いします。
本日はこの4名でお送りします。よろしくお願いします。

 

≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今回は、「スポーツ栄養」についてお伝えしたいと思います。
ラジオをお聞きの皆さん、「スポーツ栄養」という言葉を聞いたことがありますか?「スポーツ栄養」とは、スポーツ選手が試合で最大限の力を発揮したり、ケガを予防して質の高いトレーニングをしたり、競技を長く続けられるようにするための食事法のことです。毎日きちんと食事をすることは基本中の基本ですが、スポーツ選手は試合、トレーニングなど一般の人よりも多く体を動かすのでその分エネルギーや栄養素が必要になります。
皆さんは、今まで部活や趣味などでやってきたスポーツはありますか?私は、中学校は卓球、高校ではバドミントンを部活でしていました。優衣ちゃんは?綾ちゃんは?正木先生は?
皆さんいろいろなスポーツの経験があるみたいですね。やっぱり体を動かすと疲れたり、お腹がすいたり、運動直後だと逆に食欲が沸かない、、、などと感じたことはあるのではないでしょうか?
スポーツ選手がより強くなるためには、運動、栄養、休養の3つのバランスが取れていることが必要です。「運動(トレーニング)」に見合った「栄養(食事)」と「休養(睡眠)」、このバランスが取れていないと、疲労が溜まって風邪を引きやすくなったり、集中力が低下してケガを招く場合があります。そこで“食事もトレーニングの一つ”として捉えられているんです。
そこで、スポーツ選手の栄養の部分のサポートを行う、「スポーツ栄養士」という存在がいます。近年、Jリーガーやプロ野球選手、多くのアスリートがこの「スポーツ栄養」を取り入れるようになっています。この、「スポーツ栄養士」になるには、管理栄養士であることが前提で、スポーツ栄養指導の経験または、指導予定があり、日本栄養士会、日本体育協会が認めた者が、スポーツ栄養士養成講座を受講し、この講座を受けた後に、検定試験に合格した者が、公認スポーツ栄養士の資格を取得することができます。なかなか取得するのが難しい資格で、スポーツ栄養士の養成が始まったのが2008年なのでまだ歴史が浅いということもありますが、2013年12月の時点で約127名程度だそうです。

宮城学院の食品栄養学科の授業の中にも、スポーツ栄養に関わる授業はあるのですが、スポーツ栄養についてもっと学びたい!という学生が集まって、「スポット・アー・ユー」という団体を学内で立ち上げ、勉強会など自主的な活動をしています。実は、今日来てくれた優衣ちゃん、綾ちゃんは、そのリーダーと副リーダーを務めているんです。私もその活動に参加しているのですが、せっかくリーダーと副リーダーに来てもらったので、どんな活動をしているのかぜひ紹介をお願いします!
活動内容について優衣ちゃん、綾ちゃんから説明
昨年の夏ごろから始まった活動で、食事や水分補給、サプリメントについてのリーフレットを作って、月1回勉強会をしたり、宮城学院の中学生、高校生のテニス部とバスケ部に栄養サポート活動などをしています。このサポート活動は、まだ始まったばかりで、見学をしている段階なのですが、私たちが学んだことを生かして、競技力向上につなげることができるようがんばりたいです。また、スポーツ栄養士として、働いている方などを招いて講座をしていただいたり、
※先日、ウィダーのトレーニングラボで、スポーツ栄養士として働いている、清野準さんにお越しいただき、「スポーツの現場で働くこと」について講義をしていただきました。
仙台大学の体育学部・運動栄養学科の学生や先生方や、スポーツトレーナーやスポーツインストラクターなどの養成学校の仙台リゾート&スポーツ専門学校の学生、先生方と交流して、お互いに新たな気づきに触れる交流会も行っています。

まだ、活動を始めたばかりで試行錯誤中ではあるのですが、興味のある学生が参加してくれるとうれしいですね。
スポーツ栄養についてまだまだ語り尽くせないくらい奥が深いのですが、スポーツ現場でも、栄養ってとても大切だということを感じてくれたらうれしいです。
以上「私たちのキャンパスライフ」今回は「スポーツ栄養」についてお送りしました。

 

≪音楽タイム≫
ここで一曲音楽をお届けします。音楽を聴くと心が癒されたり、元気になりますよね。
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介していきます。
今週ご紹介する曲は、私、宮田の選曲で、EXILEの「Yell」です。
もうすぐセンター試験の時期ということで、私が高校受験、大学受験のときに勇気付けられた曲です。
それでは、お聴きください。
~♪~

 

≪コーナー2≫
さて、次のコーナーは、お魚ワンポイントのコーナーです。
現在、日本人の魚離れが問題となっています。魚食だった日本の食事ですが、摂取量は肉が魚を上回り、魚食が逆転した「肉食化」の傾向が拡大しています。肉を好む若者だけではなく高齢者でも魚離れが進んでいます。そこで、このコーナーでは、毎週一種類、魚をとりあげ皆さんにご紹介していき、魚離れを食い止められればと思います。そして今日の担当は私、宮田盟子です。
新年1回目の放送でめでたい!ということで、今回ご紹介する魚は「たい」です。たいの旬は2月~4月で、一般的に「たい」と言えば「まだい」を指すます。

さて、綾ちゃん、「たい」って漢字でどう書くかでしょうか?はい、正解です!タイは魚へんに、周る、(一周年、とかに使う周という)を書きます。
鯛という漢字の由来は、「日本全国の周囲どの海でも周年とれる魚だから魚へんに周という字を書く」などと言われています。
七福神の1人が鯛を持っているような絵を見たことがあると思うのですが、何で鯛ってめでたいときに食べるか分かりますか?優衣ちゃん!
理由はいくつかあって、1つ目は「めでたい」の「たい」のごろ合せ、2つ目は体が鮮やかな赤い色をしているので、赤をおめでたい色とする日本人の風習からおめでたい、3つ目は、魚体が立派な形をしている、4つ目は、上品な味である、など、他の魚と比べて、どれをとっても優れているからだといわれています。

身は歯ごたえのある白身で、他の魚に比べて臭みや脂肪などの癖も強くありません。また、鮮度の落ちが遅いのも特徴です。
刺身、焼き魚、吸い物、煮付け、鍋料理、鯛めし、天ぷらなど様々な料理に使われています。

私は、あまり鯛を食べた記憶がないのですが、、、皆さん鯛について食べ方とか、エピソードありますか?
優衣ちゃん、綾ちゃん、正木先生
これから、卒業、入学など、、、お祝い事があるときは、メインのおかずをお肉ではなく、冬から春が旬の鯛の料理にしてみてはいかがでしょうか?
今日の、おかずは、鯛で、決まり~!!

以上『お魚ワンポイント』 今回は「鯛」を紹介しました。

 

≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては『解決!なんでもアンサー』のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーの皆さんからいただいた疑問や質問をみんなで考え、解決していくコーナーです。

先週の放送でゲストとして来てくれたラクロス部さんからいただきました。
「試合の前日、当日はどんな食事をしたらいいのですか?」という疑問です。
ラジオをお聞きの皆さんの中にも、部活動をしている方や、その親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?試合に向けて、体調は万全にしておきたいですよね。
では、試合の前日の夜はどんな食事がいいのでしょうか?
試合前日は、エネルギー源を筋肉と肝臓に十分に貯えておく必要があります。エネルギー源となる炭水化物(ご飯や、パン、うどん、そば、パスタ、お餅などですね、)を多く摂るようにしましょう。同時に、試合に向けての緊張感やストレスが高まっているので、体調を整えるビタミンCも必要です。まとめると、主食と果物を多めにして、おかず・野菜・乳製品は少なめにするよう心がけるといいようです。
じゃあ、試合に勝つ!ということでカツ丼とかはあまりよくないのかな?
天ぷらやカツなどの揚げ物、こってりしたソースの料理、生クリームやバター・マヨネーズをたっぷり使った料理など脂質が多く消化に時間がかかるので控えたほうが良いですね。あと、刺身などの生もの、腸にガスが溜まりやすくなる食物繊維の多いごぼうやさつま芋などはなるべく控え、普段から食べ慣れている食品を選ぶようにすることも大切です。

当日はどんな食事がいいのかな?綾ちゃんに教えてもらおうかな。
綾ちゃん:試合開始までにできるだけエネルギーを貯えておけば、パフォーマンスの低下を最小限にすることができます。そこで試合当日も、前日と同じように主食と果物中心の食事をとるといいようです。試合開始時間から逆算して、3~4時間前までに食事を済ませることもポイントです。1日に何回も試合を行う競技や、試合時間が長い競技では、途中で頭とカラダのエネルギーが切れ、スタミナや集中力が落ちてきてしまうので、そのような時は、試合1時間くらい前なら消化の早いバナナやエネルギーゼリーなどがお勧めです。
部活の差し入れでバナナをもらったことがあったけど、利にかなっているんだなあ。

 

最後に、試合中の水分補給についてですが、
試合中は、汗から失われた水分とミネラルを補うだけでなく、スタミナを維持するために糖質も同時に摂取できるスポーツドリンクがお勧めです。試合中に水分補給ができるタイミングは競技種目によっても異なりますが、15分~30分おきにコップ1杯(200ml)程度の水分補給が目安となります。のどが渇いたと感じた時にはすでに脱水が始まっていて、一度にたくさん飲んでも吸収されにくい状態になっているので、「のどが渇く前に、こまめに、少しずつ」飲むことを心がけましょう。また、試合中に脱水になるのを遅らせるために、試合開始30分くらい前にコップ1~2杯(250~500m)程度の水分を補給しておくのもいいようです。

質問してくれたラクロス部さん、参考になったでしょうか?次の試合、応援しています!
以上、解決!なんでもアンサーのコーナーでした。

 

本日のゲストは3年佐藤優衣さん、須藤綾さん、コメンテーターは正木恭介先生、メインパーソナリティーは3年宮田盟子でお送りしました。
『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』