食育は「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの(食育基本法より)」と位置付けられており、あらゆる世代の国民に必要なものとされています。
「令和元年度食育白書」では、第3次食育推進基本計画の重要課題の1つである「若い世代を中心とした食育の推進」を特集し、本学「Food and Smile!」(通称FAS)の活動が取り上げられました。
FASは「食を通じて人々を笑顔に!」をモットーに、将来管理栄養士を目指す学生たちで構成されたボランティア団体です。東日本大震災の教訓を生かし、避難所や家庭にある食材で作ることができ、かつ衛生面、栄養面にも配慮した災害食レシピを考案しています。
県内各地の婦人防火クラブや社会協議会等と連携して、子どもやお年寄りと一緒に作る料理教室を企画するなどの活動を展開しており、地域住民との繋がりを重視した食育活動が評価されました。
今年はなかなか災害食の企画も難しい状況ですが、これを機にますます学びを活かした食育の推進に貢献したいと思います。
◆令和元年度 食育白書
P.38 特集:若い世代を中心とした食育の推進 [事例]おいしくたべよう!災害食