自主制作ラジオ放送 20120816 第11回

2012年度自主制作ラジオ放送 20120816 第11回
「管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記」~!

こんにちは! この番組、今日で11回目となります。
宮城学院女子大学 食品栄養学科で管理栄養士を目指す私たちが、栄養と食べることの魅力を熱く語っていく番組です。
先輩たちから引き継ぎ、今年で4年目の番組です。
私たちのキャンパスライフや、黒川郡大衡村で行っている教育ファームの様子、ご当地自慢なども紹介していきます。
とにかく食べることと東北地方が大好きな私たちの想いが、皆様に届きますように!一生懸命頑張ります!

毎週週替わりで私たちの仲間が登場します!
今日のメインパーソナリティーは3年生の坂本紗季子でお送りします。
番組のコメンテーターは私たちの大学の先生の正木恭介先生です。先生のご専門は栄養学です。先生よろしくお願いします。
そして今日一緒に番組を担当する、私たちの仲間はこの2人!(パーソナリティーが振る。)
3年生の山田梨花と 同じく3年大沼有紗です。

それでは今日の番組内容です。
最初のコーナーは「わたしたちのキャンパスライフ」のコーナーです。今日は8月8日に食品栄養学会主催で行われたシベールファクトリー工場見学についてお伝えします。
1曲音楽をはさみまして、番組後半は、私たちの出身地の名物などを紹介する「ご当地自慢」のコーナーと、今日からすぐに役に立つ豆知識「栄養ワンポイント」のコーナーをお届けします。
FMいずみのスタジオからお送りします。
どうぞ、30分間ランチタイムのBGMとしてお付き合いください。

≪コーナー1 わたしたちのキャンパスライフ≫
最初のコーナーは「わたしたちのキャンパスライフ」のコーナーです。今回は、8月8日に食品栄養学会主催で行われたシベールファクトリー工場見学についてお伝えします。
こ の日は、山形市蔵王松ヶ丘にあるシベール ファクトリーパークのラスク工場に見学に行きました。ラスクというと現在では人気スイーツのひとつですが、もともとはパン屋さんなどでフランスパンが余っ てしまったときに作る家庭的なお菓子でした。シベールでも余ってしまったフランスパンを使ってラスクを作っていたのですが、「残り物のフランスパンでこん なに美味しいラスクができるのだから、焼き立てのパンで作ったらもっと美味しいだろう!」という発想からできたのがシベールのラスクです。これが世界で初 めて進物型、つまり贈り物用のラスクが誕生した瞬間でした。また、このラスク誕生の裏には、パン職人の「ラスクにするためにフランスパンを焼くわけにはい かない!」という葛藤もあったそうです。現在では1日平均で約5000本、多い時で1万5000本のフランスパンを焼き、ラスクを作って、その日のうちに 全国に発送しています。
ラスク工場の見学の後は、美味しい昼食を食べ、午後は佐島社長から直々にシベールの経営理念などについてお話をしていただきました。
ここで、今回の工場見学を企画したあらいかなさんと、参加したたけやまあすかさんへのインタビューがありますので、お聞きください。

あらいかなさん(1:20) (ラジオ音源をお聞きください)
たけやまあすかさん(1:00) (ラジオ音源をお聞きください)

ま た、このシベール ファクトリーパークには、ラスク工場のほかにラスクやパンが買えるショップやカフェはもちろん、作家井上ひさしさんの蔵書を保管している図書館やシベール アリーナという約500人の観客が入る劇場、ひょっこりひょうたん島ミュージアムなどが入った未来館がありました。お菓子の工場の中に図書館や劇場がある のは不思議じゃないですか?私も、不思議に思って、どうしてお菓子の工場に図書館や劇場があるのか聞いてみたところ、「お腹を満たして幸せになったら、本 を読んだり、音楽や劇を見たりして、心を満たしてもっと幸せになってほしい」という願いから、図書館や劇場を造ったそうです。

ぜひ、みなさんもシベール ファクトリーパークに遊びに行ってみて下さい!
以上、「わたしたちのキャンパスライフ」今回はシベールファクトリー工場見学についてお伝えしました。

≪音楽タイム≫
ここでリスナーの皆さんに心の栄養源をお届けします。
音楽を聴くと心が癒されたり、元気になりますよね。
この番組では毎週、心の栄養源となる音楽を紹介します。
今週ご紹介する曲は、私、坂本紗季子の選曲で、ファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」です。
この曲はとても前向きな曲で、辛い時や落ち込んだ時に聞くと、もう少し頑張ってみようという勇気が湧いてきます。
それではお聞き下さい。ファンキーモンキーベイビーズで「あとひとつ」
~♪~ (ラジオ音源からは割愛しています)
お届けした曲はファンキーモンキーベイビーズで「あとひとつ」でした。
来週も心の栄養源となる音楽をご紹介していきます。お楽しみに!

≪コーナー2 ご当地自慢≫
さて、次のコーナーは、ご当地自慢のコーナーです。このコーナーでは、私たちの大好きな地元の魅力を皆さんにご紹介していきます。有名なものはもちろん、出身者しか知らない裏話も聞けるかもしれません!

今回は私、宮城県名取市出身の坂本紗季子が、「名取市の国際交流 中学生海外派遣事業」について紹介します。
名 取市では様々な国際交流事業を行っているのですが、その中でも中心となっているのが中学生海外派遣事業です。「次世代を担う青少年を海外に派遣し、国際感 覚の豊かな人材を育成すること」を目的として、毎年名取市に住む中学2年生を約20人募集し、春休みを利用して海外に派遣しています。中学生は、交流のあ るカナダ・オーストラリアを毎年交互に訪問します。派遣先では観光はもちろん、約5日間のホームステイを体験します。また、交流先のカナダ・オーストラリ アからも毎年中学生が名取市を訪問し、市内の家庭でホームステイをしながら交流を深めています。
私も中学2年生の時にこの海外派遣事業に参加し て、オーストラリアに行きました。ホームステイをしてみて、言葉の壁もすごく感じたのですが、食文化の違いも強く感じました。オーストラリアでは、フィッ シュアンドチップスという、白身魚のフライとフライドポテトのセットをよく食べました。朝食はトーストやシリアル、フルーツなどが食卓に並んで、好きなも のを食べていいよと言われるのですが、ベジマイトって知っていますか?ベジマイトは、塩辛く茶色いペースト状の発酵食品で、バターのようにトーストに塗っ て食べられていました。ホストファミリーに食べてごらんと言われたのですが、匂いがすごくきつくて、私は一口しか食べられなかったです。

以上、「ご当地自慢」のコーナーでした。

≪コーナー3 栄養ワンポイント≫
さて、続いては『栄養ワンポイント』のコーナーです。
このコーナーでは、管理栄養士を目指す私たちが栄養について知っておきたい知識、また、生活にすぐに役立つ豆知識をクイズ形式でリスナーの皆さんにご紹介します。みんなで考えて理解を深めていきましょう。
今日の問題は梨花ちゃんに出題してもらいます。
それでは、梨花ちゃん、お願いします。
今日はまだまだ続く暑さに負けず、脱水症状を防ぐために「汗と水分補給」について考えていきましょう。
では、問題です。
40℃のお風呂に10分間入浴するとどのくらいの汗をかくといわれているでしょう?
① 缶ジュース1本分、350ml
② ペットボトル1本分、500ml
③ 牛乳パック1本分、1000ml

正解は、②の500mlです。
人 間の体の約60%は水分といわれています。つまり体重50kgの人なら、約30リットルの水が体内にあるということになります。この水分は主に血液や体液 に存在しています。体内で水は、栄養物やホルモンを溶かし、血液などの形でからだ全体に運搬したり、体内の不要物を排出するのを助けたり、暑い日は汗をか くなどして体温調節のはたらきなどを行っています。体の活動を維持するために、人は絶えず水を摂取し、排出し、循環させる必要があります。その水分が体内 の水分の多くは、汗や尿で排出されます。今日の問題のように40℃のお風呂に10分間入浴するだけでも500mlの水分が失われてしまいます。体内の水分 を上手に循環させるための水分補給にはポイントがあります。1つ目は、起床した時や入浴前後、就寝前などこまめに水分をとることです。2つ目は、一度に大 量の水を摂取しようとすると胃に負担をかけてしまうので、1回の水分摂取はコップ1杯約200mlをいっきに飲み干すのではなく何度かに分けて飲むことで す。

また、体内の水分にはナトリウムやカリウムなどの電解質も多く含まれています。汗をかくと水分と一緒に電解質も補うことが大切です。 スポーツドリンクが手軽で身近な水分と電解質を補給できるドリンクです。ビールなどのアルコールは利尿作用があるため水分補給にはならないので注意が必要 です。また夏は、スイカに塩をふって食べることもスイカの水分と塩に含まれるナトリウムやカリウムを一緒に摂ることができるのでおすすめです。さらにトマ トやかぼちゃ、ピーマン、なす、きゅうりなどの夏野菜は水分やミネラルが豊富です。体の調子を整えて、暑さに負けないようにしましょう。

今日は梨花ちゃんに出題してもらいました。ありがとうございました。
来週もみんなでクイズを楽しみながら勉強していきましょう。

以上、栄養ワンポイントのコーナーでした。

『管理栄養士を目指す 宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 来週もお楽しみに!』