9回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の土方茉優です。
出身校は東北高等学校です。
最近、急に冷え込んできましたね。そんな時は温かい食べ物を食べたくなりますね。皆さんは何を食べて体を温めていますか?そこで今日は「寒いときに食べたい物」をテーマに自己紹介させていただきます。
そして、今日一緒に番組を担当する仲間は島谷尚佳さんとお馴染み、横山さんです。
今回の放送は現在コロナウイルス感染症対策のために、スタジオ、大学、学生の自宅などと遠隔でつないだ収録をしております。一部お聴きづらいところもありますが、ご了承ください。本日も元気に楽しく活動して参ります。よろしくお願いします!
≪コーナー1 私たちのキャンパスライフ≫
今回は私、土方茉優が先週行われた「新米を食べようの会」についてお話したいと思います。
まず新米とは、古米に比べて水分量の多いのが最大の特徴です。みずみずしいつやがあり、新鮮なので香りが良く、やわらかくほどよい粘りのある食感は、とれたての新米ならではの良さと言えます。
水分量が多いので、お家で新米を炊く際は水の量を少し減らして炊くと丁度よいそうです。
では、新米はいつまでが新米か皆さんはわかりますか?
様々な基準が存在しますが、JAS法の玄米及び精米品質表示基準によると
収穫した年の12月31日にまでに精米や袋詰めがされているお米の事を言うそうです。
なので地域によっても異なりますが、新米がお店で出回るのは秋に店頭に出てきた時期から、翌年の明けくらいまでがほとんどだそうです。
そして私達3年のゼミ生は、先週の10月14日大学の調理室を借りて赤坂農園さんから横山さんが届けてくださった新米を炊きました。
そして新米を炊飯器で炊いている間は、3年のゼミ生全員で特殊な機械を通して新米を観察しました。
機械を持ってきてくださったケット科学研究の鈴木さんによると、普段は人の手で米の品質を評価するのですがそれだと個人の感覚の差があったり
お米の品質をどのランクにするかで迷うことがあるそうです。それをなくすために開発されたのがこの機械だそうです。
この機械に一握りほどのお米を入れると、繋がっているパソコンに写真が表示され
きれいな形のお米がどれくらいの割合あるのか一瞬でわかります。
その他、ヒビが入っているお米、欠けているお米、黒い模様が入ってしまっているお米などを種類ごとに色分けで表示し、見たいお米を選択すると写真が拡大されます。
一粒一粒のお米がとても観察がしやすく、ケット科学研究の方々のお話も聞きながら、どんなお米があると品質に影響があるのかを詳しく知る機会になりました。
新米はササニシキ、ひとめぼれ、ブレンド米の3種類を頂いて食べ比べをしました。
同じお米と言っても食感や味がだいぶ異なりました。
ササニシキは粘りが少なくさっぱりとしていて、冷めても美味しいのが特徴です。お寿司のシャリによく使われるそうです。
ひとめぼれは逆に粘りが強くもちもちとしており、甘みが強いです。
ブレンド米は提供してくださった横山さんのイチオシで、口に入れた時の香りが強く、味も他の種類よりしっかりとしていました。
どれも普段食べているお米に比べてふっくらとしていて、香りがとても良かったです。
新米を食べたゼミ生の中ではブレンド米が最も人気でした。
この3種類を分けて堀籠さんから頂いたカレーや、おかか等各自で持ち寄ったおにぎりの具と合わせて頂きました。
私達のゼミでは、例年であれば田植えから稲刈りまでを自分達で行い収穫したものを食べるそうです。
今年はこのコロナ禍でこれらの体験をすることは叶いませんでした。しかし、そんな中でもみんなで新米を食べたり観察したりする貴重な機会をくださった赤坂農園の皆さん、ケット科学研究のみなさんや正木先生に感謝しています。
そして、来年こそはみんなで1から育てた新米を食べる事ができたらなと思っています。
今回の「私たちのキャンパスライフ」は「新米を食べようの会」について、土方茉優がお送りしました。
≪音楽タイム≫
~♪~
≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part5≫
このコーナーでは、泉区にかかわる新聞記事や情報雑誌、イベントなど、私たちが気になったスポット、健康や食の情報をレポートします。
泉区のいいとこをたくさん見つけて、紹介していきます。
今回は私、島谷尚佳が担当させていただきます。よろしくお願いします。
今回私が紹介するのは泉区高森にある洋菓子屋さん、「スイーツスイートフクダ」さんというお店です。私は甘い物が大好きなので、スイーツを取り扱うお店を紹介したいなと思い調べていたところ、こちらのおいしそうなお店を見つけたので取材しに行ってきました。
スイーツスイートフクダさんは「高森ショッピングプラザ」バス停下車 徒歩5分のところにあり、緑の屋根と赤い扉の、クリスマスを感じさせるようなおしゃれな外観が特徴的です。
スイーツスイートフクダさんは「お菓子は人を幸せにする」というコンセプトでたくさんの人に美味しいスイーツを提供しています。ふわりとした軽い口当たりのスポンジにこだわっており、甘過ぎず、しつこくなく、しっかりした味を大切にしながら作っているそうです。また、お店には子どもからお年寄りまで幅広い世代のお客さんがいらっしゃるため、どのような年齢でも好まれる味を心掛けているそうです。
お店にはケーキやクッキー、シュークリーム、プリンなどたくさんの種類のスイーツが並べられており、どれも美味しそうなのですが、特におすすめの商品は定番の苺のショートケーキだそうです。
ケーキの苺は、宮城県山元町の「燦燦(さんさん)園」という苺畑で朝採りした完熟苺を使用しているそうです。また、卵は蔵王町の地養卵を使うと決めているそうで、生産者の顔の見える素材を大事にしたいとお話ししていました。
また、季節ごとにケーキの種類が入れ替わるところがお店のアピールポイントだそうです。特に今の季節だと、かぼちゃや栗、いちじくなどを取り入れたケーキが並べられているのでぜひチェックしてみてください。
私は取材の後、かぼちゃのティラミスを購入しました。容器やケーキピックがハロウィン使用でとても可愛く、目を引かれてしまいました。かぼちゃだけでなく栗も入っており、季節の食材とティラミスとの相性がばっちりでした。
また、スイーツの他に私が素敵だなと感じたのはスタッフさんたちの人柄でした。オーナーの福田さんや他の従業員の方たちが明るく優しく接してくれ、また行きたいなと思えるような温かい空間でした。
今回お忙しい中快く取材を受け入れてくれたスイーツスイートフクダさん、本当にありがとうございました。皆さんもぜひ記念日でも、何でもない日でも、スイーツスイートフクダさんへ足を運んでみてください。
今回の「泉区いいとこ大発見 part5」は、「スイーツスイートフクダ」さんについて、紹介いたしました。
≪コーナー3 解決!なんでもアンサー≫
さて、続いては「解決!なんでもアンサー」のコーナーです。
このコーナーでは、私たちの悩みやリスナーのみなさんから頂いた疑問や質問をみんなで考え、解決していきます。
本日は、正木ゼミ3年の千葉星南さんに解決していただきました。
「秋になり、アップルパイなどのスイーツにシナモンが使用されるのをよく見かけるようになりましたが、そもそもシナモンは何から作られているのですか?また、健康にどのような効果がありますか?」という質問をいただきました。
まず、シナモンは何から作られているのかについてお答えします。
シナモンは、世界で最も古いと言われている有名な香辛料で、皆さん一度は食べたことや、聞いたことがあると思います。しかし、何からどのように作られているかは、想像がつきませんよね。
シナモンの原材料は樹木で、木の幹や枝の樹皮をナイフで細長い形に剥ぎ取り、乾燥させたものをいいます。樹木の種類は、クスノキ科のニッケイ属と呼ばれるもので、常緑樹と呼ばれる、葉の寿命が1年以上あり、年中葉をつけている樹木から採取されます。
木の幹から剥ぎ取った木の皮を乾燥させると、料理などに使用されるシナモンスティックや、パウダーになります。シナモンスティックとは、木の皮を丸めて棒状にしたもので、コーヒーや紅茶のマドラーのように使うと、香りが移り美味しく飲むことができます。シナモンパウダーは、木の皮を粉砕したもので、アップルパイなどのスイーツに多く使用されます。
木の幹から良い香りがするなんて、驚きですよね。
続いて、健康にどのような効果があるのかについてお答えします。
これまで、シナモンに関する研究は多くなされてきましたが、人の健康状態に対する効果については、現段階では明らかになっていないそうです。
シナモンは、糖尿病や胃腸の障害など、様々な症状に良いとされてきましたが、2019年に発表された、糖尿病患者にシナモンを補充した18件の試験を対象とするレビューでは、シナモンによる血糖値の低下が示されたように思われましたが、研究で使用したシナモンの種類が明記されていないことなどにより、質の低い研究と判断されたため、結果に意味があるのかは不明となりました。
この研究から、シナモンの効果について科学的根拠は十分ではないことが分かります。
インターネットでシナモンの効果を調べると、健康に対して良い効果や作用があると紹介されている記事が沢山あります。しかし、先ほどお伝えした通り、シナモンの効果については不明なことが多く、現段階でシナモンの使用を明確に支持する研究は見つかっていませんので、ご注意ください。
これから研究が進み、シナモンの健康に対する効果が認められた際には、また改めて紹介したいと思います!
今回の「解決!なんでもアンサー」は「シナモンの原料と健康への効果」について解決いたしました。
なお、解決に当たっては、・厚生労働省eJIM 「シナモン ハーブ 医療関係者の方へ」
などを参考にさせていただきました。