2021年10月25日放送 08回

2021年10月25日放送 8回

IMG_1531 IMG_1533 IMG_1520

≪オープニング≫
『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記』~♪

8回目の放送となります。今日のパーソナリティは、正木ゼミ3年の佐藤菜々紗です。
出身高校は多賀城高校です。先日、私たち正木ゼミは先日赤坂農園さんから新米を頂き、「新米を食べようの会」を開催しました。新米を炊き、食べるだけでなく、お米の観察など貴重な体験をさせていただきました。そこで今日は「新米を食べ、観察してみての感想」をテーマに自己紹介させていただきます。

そして、今日一緒に番組を担当する仲間は高橋詩乃さんです!
そして番組のコメンテーターはお馴染み、正木先生です。
本日はこの3名でお送りします。よろしくお願いします!

今回の放送は現在コロナウイルス感染症対策のために、スタジオ、大学、学生の自宅などと遠隔でつないだ収録をしております。一部お聴きづらいところもありますが、ご了承ください。本日も元気に楽しく活動して参ります。よろしくお願いします!
≪コーナー1私たちのキャンパスライフ≫
今回は私、佐藤菜々紗が「栄養教育論実習」について紹介します。

私たちは、3年生の後期の授業で栄養教育論実習Ⅱという授業を履修します。
これは、管理栄養士の資格を取るために必要な授業です。この授業では、管理栄養士として栄養教育など行うために必要なカウンセリングのことや、人間の行動や心理などについて学びます。栄養教育とは、簡単に言うと健康や栄養に関する事柄を様々な媒体を使いながら皆さんに教えることです。学校の給食の時間に栄養士の方が来て話をしてくれたことはありませんでしたか?幅広い年代の方々を想定しながら分かりやすく、行動に移しやすくなるような栄養教育ができるよう日々勉強しています。先日の授業で行った実習がとてもおもしろかったので、紹介したいと思います。

2人1組になって「傾聴」の練習をするという実習がありました。「傾く」に耳偏の「聴く」で傾聴です。この実習では、聞き手がどのような態度であれば話しやすいのかというのを、実体験を通して学ぶことができます。話し手は、自分の興味のある話をします。聞き手は、最初は普通に話を聞き、先生の合図があったらそれぞれ与えられた条件で話を聞きます。1回目は「この人の話つまらないなあ」と思いながら。2回目は「時間がない。早く帰りたいなあ」と思いながら話を聞く。というのを話し手と聞き手を交換しながら行いました。
この授業を担当してくださっている丹野先生は、女優になったつもりでやってね!と仰っていたのですが、私のクラスはみんなとても演技派で、賑やかだった雰囲気が先生の合図を機に一気に静まりました。みんな、聞き手の態度が突然変わったことで話しにくくなってしまったようでした。頷きながら笑顔で話を聞いてくれていた友達が、突然別人になったかのように目線を合わせず急に片付けを始めたり、時計を何度も見たりするので、私の頭はプチパニックを起こしました。もちろん終わった後はお互いごめんね!と言い笑って終わったのですが、改めて話を聞く態度の大切さに気づきました。
詩乃ちゃんは実際経験してみてどうでしたか??

こうやって普段当たり前のようにしている会話にも、お互いのことを理解したり、信頼関係を高めたりするために大切なポイントがたくさんあるということを学ぶことができました。また、今回の授業を通して、管理栄養士には幅広い分野の知識や技術が必要なのだと改めて実感しました。

ラジオを聴いてくださっている皆さんの中には、私たち栄養学生がどのようなことを勉強しているのか気になっている方もいるかと思います。栄養学だけでなく、心理学や医学、福祉などについても学びます。実験科目が多いのも、食品栄養学科の特徴であるともいえるのではないでしょうか。難しいと感じる分野も多いですが、毎日様々なことを学べるのでとても楽しいです。
今回は私、佐藤菜々紗が「栄養教育論実習」について紹介致しました。
≪音楽タイム≫
ここで一曲お届けします。
今週ご紹介する曲は、私佐藤菜々紗の選曲で、フジファブリックの「茜色の夕日」です。 落ち着いた曲調と歌詞が、秋にぴったりの曲です。それではお聞きください。
~♪~

≪コーナー2泉区いいとこ大発見 part5≫
今回は、私、高橋詩乃が 泉区寺岡にあるカヌレブティック、「アンカヌレ」さんをご紹介します。

アンカヌレさんは泉中央駅から寺岡方面へ車で15分、または泉区役所・イズミティ21前から泉パークタウン線、寺岡入口方面行きのバスに乗車し、寺岡五丁目で下車し、徒歩1分程の場所にあります。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、電話での取材に協力して頂きました。ありがとうございます。私自身、カヌレが好きでとても気になっていたお店だったこともあり、取材させて頂きました。

みなさんはカヌレがどんなお菓子か知っていますか?正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」といい、フランスのボルドー女子修道院で古くから作られていたお菓子です。カヌレとは、「溝のついた」という意味です。ボルドーではワインの澱を取り除くため、鶏卵の卵白を使用しており、そのため大量の卵黄が余るため、その利用法として考え出されたとされています。外はカリッと、中はもっちりとした独特の食感で、実は1990年代にも1度日本でブームになったことがあるそうです。近年また人気がでて、カヌレを取り扱う店舗が増えてきました。

アンカヌレさんは、2021年7月18日にオープンしました。 「カヌレブティック」ということで、非日常的なお店の空間、そしてカヌレの味も見た目も楽しんでもらいたいという想い、女性に喜んでもらえるお店でありたいという想いからこだわりのカヌレを提供されています。
カヌレはプレーンだけでなく、キャラメルピーカンナッツ、キャラメルアーモンド、ストロベリー&クランベリー、モンブラン、京都府産宇治抹茶、ショコラココナッツ、ティラミス、アールグレイ、フレッシュレモン、ラムレーズンの11種類の味があります。プレーン以外の10種類はカヌレの上にトッピングがされているのですが、宇治抹茶、ショコラココナッツは生地にも抹茶やチョコを練り込んでおり、濃厚な味わいになっているそうです。そのため、スタンダードなプレーンと京都府宇治抹茶、ショコラココナッツが人気商品だそうです。

お店の営業時間は10時~17時ですが、売り切れ次第終了となっています。特に休日は午後1~2時頃に混むことが多いそうです。欲しい商品がある方は早めの時間、または平日に行くことをおすすめします。

おふたりは気になる商品はありましたか?
どれも美味しそうで迷っちゃいますね。私も全種類食べ比べしてみたいです。

アンカヌレさんのこだわりは3つあります。1つ目はカヌレ型をフランス製の銅の型を使用していることです。カヌレの型は銅製の型、ステンレスの型、シリコンの型があります。銅製の型は他の素材の型に比べ、外側がカリッと仕上がるそうです。ですが銅製の型は焼く作業が難しく、失敗しやすいというデメリットもあります。しかしお客様に外はカリッと、中はモチっとした食感を感じてもらいたいという想いから、銅製の型を使用しているそうです。

2つ目は蜜蝋を使用しているということです。蜜蝋とはミツバチが六角形の巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウのことです。この蜜蝋をバターの代わりに型に塗ることで、表面に薄い蜜蝋の膜を作ります。蜜蝋を使用すると、外側がカリッとし、ツヤ感もでるそうです。しかし蜜蝋を塗ると言うことは、溶けたロウを使用しているということなので、扱いが難しい上に火傷の危険性もあります。しかしこちらもお客様に美味しいカヌレを食べてもらいたいという想いからしようしているそうです。

3つ目は砂糖はてんさい糖を使用しているということです。てんさい糖はオリゴ糖が含まれるため体に優しい砂糖と言われています。
3つとも「お客様のために」という想いに溢れていました。だからこそ美味しいカヌレを提供できているのですね。

また、アンカヌレさんはギフトボックスもあります。10個または15個のカヌレを宝石箱をイメージしたデザインの箱に詰めてくださります。
ぜひ自分へのご褒美、大切な誰かへのプレゼントにアンカヌレさんを訪れてみてはいかがでしょうか。

今回の「泉いいとこ大発見 part5」は「アンカヌレ」さんを紹介いたしました。
≪コーナー3 栄養学生が教える!○○≫
栄養や健康知識を常に学んでいる私達が、新鮮な情報をお届けします。
今回は、正木ゼミ3年の斎藤ゆき乃さんからの情報です。
厳しい残暑も過ぎ去り、あっという間に涼しくなって秋を感じる季節となりましたね。

今回は、みなさんが好きなハロウィンとハロウィンに食べる食べ物についてお話ししていきたいと思います。

そもそもハロウィンとは本来どのような行事なのでしょうか?ハロウィンの起源には諸説ありますが、紀元前に始まったと言われています。西ヨーロッパの先住民であるケルト民族が、彼らの新年である11月1日を迎える前夜に、お祭りを行ったのが起源の1つなのだとか。秋に収穫された農作物や食べ物を持ち寄って盛大にお祝いしていたのだそうです。ハロウィンといえば仮装ですよね。ハロウィンには先祖の霊や悪魔、魔女などがやって来るとされていました。そのため、ハロウィンの際には同じような格好をして仲間だと思わせることで身の安全を守ったと言われています。

ハロウィンといえば、かぼちゃで作られた「ジャック・オ・ランタン」が有名ですね。ですがジャック・オ・ランタンは元々かぼちゃではなくかぶで作られていたことを知っていますか?ハロウィンの文化がヨーロッパからアメリカに伝わった時、アメリカではかぼちゃの方が簡単に手に入ったことからかぼちゃで作られるようになったそうです。

かぼちゃにはビタミンA、C、Eが豊富に含まれていて、これらには抗酸化作用がありこれからの季節でさらに大切な免疫力アップを助けてくれるほか、老化防止にも働きます。ビタミンAは皮膚を乾燥から守り、ビタミンCはコラーゲンを作るのに欠かせない栄養素です。また、かぼちゃにはカリウムが豊富に含まれていて、むくみ解消に働きますし、食物繊維も多く含まれているため、便秘改善にも効果的な食材です。かぼちゃは女性にとって、とても強い味方です。

そこで今回は、ハロウィンにぴったりで簡単に作ることができる、パンプキンサラダをご紹介します!ジャック・オ・ランタンをイメージしたサラダです。

用意するのは二人分で、かぼちゃ1/8個、枝豆10g、玉ねぎ1/8個、ハム2枚、プロセスチーズ20g、マヨネーズ大さじ2、胡椒少々です。
かぼちゃはワタと種を取り、レンジで約5分加熱します。
かぼちゃの皮を取り除いて、目や鼻、口、へたを作ります。
玉ねぎはみじん切りし、プロセスチーズとハムは1cmの角切りにします。
ミニトマトは4等分のくし形にし、長さを半分に切ります。
かぼちゃをフォークなどでつぶして、マヨネーズと玉ねぎ、チーズ、ハム、枝豆を加えて和え、胡椒で味を調えます。
これを四等分してラップで包み、かぼちゃの形に丸く整えます。
ラップを外してかぼちゃの皮で作った顔のパーツをつけ、お皿に盛りつけ、最後に顔の下にミニトマトをのせたら完成です。

先ほどお話しした、かぼちゃに含まれるビタミンAとEは、脂溶性ビタミンです。脂溶性ビタミンは油に溶けやすいビタミンです。そのため、マヨネーズなどの油と一緒に調理して食べることで、効率よく吸収されます。また、枝豆もビタミンCを多く含む食材ですので、一緒に食べることでより美味しく気軽にビタミンを摂取できます。

今年のハロウィンはぜひ、このレシピを試してみてください。

今回の『栄養学生が教える!○○』は、
ホテルプラザ大阪「ハロウィンの食べ物とは?イベント内容や伝統料理をご紹介」、
(https://plazaosaka.com/column/box-lunch/halloween-food/)
トクバイニュース「かぼちゃの効果・効能は?皮や種の栄養が摂れるおすすめ料理も紹介」
(https://tokubai.co.jp/news/articles/3317)
キューピー「ハロウィンパンプキンサラダ」
(https://www.kewpie.co.jp/recipes/recipe/QP00011902/)
を参照し、紹介させていただきました。

本日は、高橋詩乃さん、コメンテーターは正木先生、パーソナリティは佐藤菜々紗でお送りしました。

管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記 『来週もお楽しみに!』

(提供クレジット)
泉区いいとこ大発見のコーナーは、イズミ絆プロジェクトの支援をいただいています。