教育学科児童教育専攻の竹田と申します。大学では「教職概論」「国語科教育法」「授業研究」「初等教育実習指導」など、主に教職に関わる基礎的な授業を担当しています。これまで国公立の小学校や教育行政機関で長く仕事をしていましたので、その経験を教師を目指す学生の皆さんに役立ててもらえればと思いながら授業をしています。
担当しているゼミでは「よく分かる楽しい国語科の授業づくり」を掲げて研究に取り組んでいます。ゼミ生はみんな明るく元気で、何よりも子供たちと国語が大好きな学生ばかりです。また、全員が本気で教師になることを目指して勉強していますので、私自身も身が引き締まると同時にやりがいを感じて指導に当たっています。
ゼミでは小学校国語科の学習内容や授業の仕方について学びます。例えば、教科書に載っている物語文について、表現上の特徴や作品の持つ魅力について丹念に作品研究を行ないます。また、各自が学習指導案を作成して模擬授業を実施し、終了後に検討会を行なって教材研究や授業の在り方について意見を交わします。学生たちはその中で発問や板書の仕方などの基本的な授業技術を身に付けていきます。
また、公立の小学校に出向いてプロの先生方の授業を参観する機会を多く設けています。現場の先生から、授業に賭ける思いや子供たちに対するきめ細かな接し方を肌で感じ取ってほしいからです。学生たちは先生方との直接的な交流を通じて、教師にとって必要な資質を学んでいきます。
教師という仕事は、未来を生きる子供たちの育ちに寄り添うやりがいのある仕事です。教師になろうとしている皆さん、その夢や志をかなえるために本学に来て一緒に勉強してみませんか。
私の学生時代は「よく遊び、よく学べ」がモットーでした。ですからゼミでも部活でも「泣いて、笑って、けんかして」の連続。その結果、信頼できる多くの友達に巡り合うことができ、現在でも交流が続いています。自分の考えや思いをぶつけても常に正面から受け止めてくれる友達は人生の宝です。皆さんにも大学で学びながら友達を見つけてほしいと思います。