皆さん、こんにちは。学芸学部音楽科でピアノ実技を担当しております松山裕美子です。ピアノ専攻実技の他は副科ピアノ、室内楽、演奏家養成特別実技、また授業では演奏法研究、指導法研究も担当しております。
専門はピアノです。演奏活動をしながらピアノの指導をしてきました。大学附属音楽教室でも、小中高生に実技指導をしてきました。
ピアノ実技は個人レッスン形式、室内楽はピアノのデュオ(連弾、二台ピアノ)、他楽器とのアンサンブルなどで行われます。
ピアノ専攻の方は小さい頃からピアノを学習している場合が多いので、もちろん更に沢山練習して上達することが目標になるのかもしれません。ですが大学は、ピアノを練習して上達するというだけでなく、音楽全般や多科目を通して広い視野から自分の演奏に通じるものを多く得て成長する場だと思います。
それはどの専攻(器楽、声楽、作曲)にも言えることだと思います。
演奏法研究という授業(器楽専攻者)では、「演奏するということはどういうことなのか」をテーマにして、演奏会について考える、聴衆として考える、ステージに求めるもの、アンサンブルについて等、様々な視点から考察して、それぞれが自分の演奏に生かせるものを習得してもらうことを目標にしています。
演奏という行為を通して表現したいものを伝える、指導という行為を通して音楽を伝える、伝えるためにはまずしっかりと自分を見据えなければなりません。実技レッスンや演奏法や指導法の授業などで、そのようなことを学んでいただけたらと思っています。
また、宮城学院はキリスト教に基づく学校です。西洋音楽はキリスト教会で発達してきました。バッハは教会の礼拝のために沢山のカンタータを作曲しました。そのような意味からも、この宮城学院女子大学の音楽科だからこそ!と言える学びがあると私は確信しています。
音楽を学んでみたい皆さん、ぜひ一緒に勉強しませんか!