2013年度・私のTOEIC勉強法②を掲載しました

TOEICのスコアは企業が、社員・大学生の英語力を測るために現在、最も一般的に用いられています! 英文学科のカリキュラムには「TOEIC600」、「TOEIC730」、「TOEIC860」があり、それぞれのスコアを満たすと各4単位が認定されます。これらの単位を履修した学生の「私の勉強法」は英文学科の英文学会誌に公開されています。

 

TOEIC対策で意識したこと 

2年 M.S.さん 

TOEICスコア:655 

  

 今回2回目のTOEICを受験したのですが、前回は思うような対策をとることができずに非常に悔しい思いをしました。そのため今回受験するのにあたって、前回受験した時の反省点をふまえて次のように取り組みました。まず、前回の受験前に購入した参考書の問題を解き、解説を読んで一つ一つ理解するようにしました。前回使った参考書を今回も使ったのは、多くの問題を解いてもその一つ一つを理解することができなければ意味がなく、何度も繰り返し問題を解き確実に解ける問題を増やそうと考えたからです。こうした方がTOEIC本番でも役立つのではないかと思います。

 また、参考書を選ぶ際にも、私はもともとコツコツと続けることや長時間続けることが苦手なので、途中で飽きないように参考書も適度な量で分かりやすく書かれているものを選びました。私が買った参考書にはTOEICに出ない単語や近年の出題傾向、効率よく問題を解く方法などが書かれており、勉強する際の無駄を最大限に省くことができました。中でも私が問題を解く際に最も意識したことが二つあります。一つはリスニングの問題を解く際に、先に写真や問題、選択肢に目を通すことです。写真や問題文、選択肢に目を通すことでどのような状況なのか把握でき、問題文を聞く際にどの部分が重要か予想して聞くことができました。対策の段階でいつも意識していたので、試験当日も落ち着いて問題を解くことができたことも点数を伸ばせたことの一因ではないかと思います。

 もう一つはリーディングの問題を解く際に、それがボキャブラリー問題なのか品詞問題なのか、また空所の前後を見れば解ける問題なのか、あるいは視野を広げて文章を読まなければいけないのかを判断してから解くように意識しました。この参考書を読む前はどんな問題でも問題文を全部読み、選択肢を訳してから問題を解いていましたが、その時間を当てて判断することで、無駄な時間をかけずに解くことができました。こうすることで前回よりも時間に余裕をもって解答を終えられたため、余裕をもって見直すこともできました。

 さらに、私は音楽鑑賞が趣味で洋楽をよく聴くのですが、その時にも歌詞を聞き取るようにして聞き取れなかった部分は歌詞を調べて確認し、自分でも声に出して発音の練習をするようにしました。何気なく聴くのではなくどんな単語や文法が使われているのか、また意味を考えることもTOEIC受験に少しは役に立つと考えます。以上が私のTOEICの勉強法ですが、まだまだ他にもできることはあると思います。これからも自分にあったやり方を模索しながら、点数をより伸ばしていけるように努力していきたいです。