韓国「忠南大学」派遣留学体験記

韓国留学の経験

英文学科4年 大沼 ももか
留学期間:2022年8月29日〜2023年1月10日

 私は3年生の後期に、韓国の忠南大学へ約4ヶ月間の留学に行きました。なぜ韓国へと思った人も多いと思いますが、入学する前から韓国との交換留学制度があることを知っていて、在学中に絶対に留学したいと思っていました。しかし入学した2020年はコロナが始まり行動制限がかけられる日々が続きました。何もせずに卒業してしまうのかと考えていた時に留学の案内があり、この機会しかないと思い決断しました。

 現地の大学では英語英文学科に所属しEnglish Conversationの授業に参加しました。全員が韓国人だったので、英語の表現が分からない時も日本語で聞くことができず、韓国語も上手く話せなかったので、最初の頃は授業についていくのが精一杯でした。しかし、同じ授業の仲間や先生たちのたくさんの助けのお陰で中間試験も期末試験も無事に通過することができました。現地の学生は試験のために寝る間も惜しまずに勉強します。一生懸命勉強する姿や活発に授業に参加する姿をみて鼓舞され、分からない部分をなくすまで声に出して勉強したり、積極的に授業に参加したことがスピーキングやリスニング力の上達に繋がりました。他には、外国人向けの韓国語の文法を学ぶ授業や、韓国の伝統楽器や音楽を学ぶ授業を受講しました。

 休みの日にはテジョンやソウルを散策しました。韓国料理や韓服、チムチルバン(岩盤浴)など韓国文化を存分に体験することができました。また、住んでいた寮が外国人寮であったことから、住んでいる人たちの母国の料理を食べさせてもらうことや一緒に韓国料理を食べに行ったこともありました。ベトナム、インド、メキシコ、マダガスカルなどの様々な国の人々と話をする中でそれぞれの国の文化を知ることができました。英語が母語ではない国の方々の英語を聞き取り、会話をするのは大変でしたが英語の能力を短期間で伸ばすことができました。

 留学は私にとって人生に残る大切なものになり、挑戦する力を持てるようになった濃い時間、経験となりました。

画像1 600年の歴史がある景福宮で韓服を着て撮ったもの

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宮城学院女子大学では、パンデミック後、2022年後期から派遣留学を再開し、ウィニペグ大学(カナダ)に1名、ハワイ大学(アメリカ)に2名、忠南大学(韓国)に1名の英文学科生が派遣されました。
今年度は、2名の英文学科生が派遣留学を予定しています。

★2022年度ウィニペグ大学(カナダ)留学体験記は、こちらからご覧いただけます。