講演会「パリ大会を終えて振り返るアスリート支援『ビクトリープロジェクト® 』の取り組み」を開催しました!

11月18日の5校時に、味の素㈱グローバルコミュニケーション部 スポーツ栄養推進グループ長 篠田幸彦氏と、ビクトリープロジェクト® 管理栄養士の寺田智子氏をお迎えして、健康×栄養×スポーツ講演会「パリ大会を終えて振り返るアスリート支援『ビクトリープロジェクト® 』の取り組み」を開催しました。
当日は、本学学生を中心に、管理栄養士を目指す他大学の学生の方、スポーツ指導に携わる方など、たくさんの方にご参加いただき、満席の会場は講演前から熱い空気に包まれました。

 

はじめに、生活環境科学研究所所長 長谷川麻子先生のご挨拶で開会し、講演1として「アスリートの自己実現を生活者のWell-beingへ」と題し、篠田氏より企業のこれまでの歩みや、全ての生き物の基本物質であるアミノ酸の研究により生み出された「アミノサイエンス」の視点などについてご説明いただきました。
次に講演2「トップアスリートを対象とした栄養サポートの事例」として、寺田氏が経験されたパリ大会の栄養サポートの実例を用いながら、トップアスリートを支援する管理栄養士の役割について詳しくお話いただきました。講演の途中で、「何のために食べるか?」「なぜこれを食べるのか?」など、寺田氏からの問いかけがあり、会場内では隣の人と話し合うなど、参加者も一緒に選手の立場になって考えながら、栄養サポートの難しさや素晴らしさを学びました。

また、パリ大会で設置した和風カフェ「Café du Dashi(カフェドゥダシ)」や、自炊推奨のためのマグカップ鍋の提案、冷凍餃子の活用方法などは、私たちの生活にも即実践できる内容で、参加者はメモを取りながら、栄養改善のヒントをたくさん教えていただきました。
講演の後は「若い女性のやせを改善するにはどうしたらよいか」「選手とコミュニケーションをとるコツは何か」「体重を増量させると体脂肪も増えてしまうがどのように指導したらよいか」「人前で話をするのがとても苦手なので、寺田さんのように上手にプレゼンをする方法を教えて欲しい」など、次々に質問が出されました。
会が終わってからも、篠田氏、寺田氏の前には長蛇の列ができ、参加者の皆さんが大変興味をもった講演会であったことを伺い知ることができました。
参加した方からは、「選手と管理栄養士がどのようなコミュニケーションを取り、目標達成に向けてどのような取り組みをしているのか学ぶことができました」「最後はいかに相手の事を理解し懐に入れるか⁉コミュニケーションが大切で信頼できるかだと思いました」「進路に迷っていて、どう進めばいいのかわからなかったが、様々な道を自分から切り開いていくことが大切だと改めて実感しました」「最後のチャンスを逃さないという言葉を聞き何事も逃げずに挑戦してみようかなと思いました」などの感想をいただきました。
健康×栄養×スポーツ講演会は、来年度も開催する予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。