仙台市立六郷小学校において防災教育を実施しました

仙台市立六郷小学校の5年生児童を対象に、本学教育学部教育学科の今野孝一教授と東北学院大学教養学部情報科学科の高橋秀幸准教授が防災教育を実施しました。

具体的には、仙台市若林区六郷地区のジオラマ(地形模型図)、避難タワーや藤塚地区の避難の丘周辺をドローンで撮影した映像、東日本大震災当時の津波被害の映像や地域の方の話などを教材として、地震津波の様子や浸水エリアから津波の恐ろしさ、六郷地区周辺の津波避難タワーや津波避難ビルの重要性を伝えました。その後、避難シミュレーションとして、地震発生後の津波警報の発令に対して、どのように行動・避難するかについて「自分事として」考え、その意見を出し合いました。

子どもたちは、ジオラマや映像を用いた教材にとても関心を示し、熱心に授業に参加していました。「これまで知らなかった自分の住んでいる地区の津波の被害や怖さ、津波からの避難の重要性について学べた」といった感想が聞かれました。

今後も、東日本大震災を知らない子どもたちに、「震災の教訓を伝える授業」を続けていきたいと考えています。
 


六郷地区の津波避難タワーなどを中心としたジオラマ教材の活用

 


ドローンで撮影した映像教材の活用