園だよりを通じた附属森のこども園との連携:12月のコラム紹介

幼児教育専攻の教員が、リレー方式で担当している附属森のこども園の園だより11月号のコラムを紹介させていただきます。12月号は、尾形良子先生のコラムです。

睡年の瀬に向けて~健康に留意なさっていますか~

今夏の猛暑の時期、歯磨きの際にふと鏡をのぞくと、前歯に隙間があることを発見。しかし、夏は幼稚園、保育実習をはじめ、私たちは社会福祉士実習の時期で最繁忙期です。見なかったことにしました。

ところで私の手近なストレス解消は、お恥ずかしいのですがお煎餅や飴をガリガリかじること。その日も心配せず、前歯で勢いよく噛んでおりました。すると、何か固い物質がポロっと落ちてきました。は、歯でした!昔「歯は命」と訴えるテレビのコマーシャルがあり、その一文が頭をめぐります。前歯は欠けているようには見えない、前歯の裏側だ。さすがに歯医者に行くことを決意しました。前任校の時に通っていた歯医者さんが、麻酔が掛かりづらく、さめやすい私の体質にイライラされて、治療途中で投げ出してしまっているのです。お好きな方はあまりいないと思われますが、私は子どもみたいに歯医者嫌い。四年前にやってきたため、仙台市の歯医者は知らない。途方にくれてしまいました。

その夜、通っている整体院から疲労困憊してタクシーに乗車。運転手さんが、整体院から乗った私に健康談義を始めました。この人は良き歯医者を知っているに違いないと確信し質問をしました。するとオープン病院の前にあるクリニックを勧めてくれました。「痛くないし、若い院長は優しい人だ」と。その通りでした。歯医者嫌い日本一を自負している私が、今も通院し抜歯もしました。教えて下さった運転手さんに心より感謝です。私の自宅からは遠いのですが、地下鉄、バスを乗り継いでも良い歯医者は尊い。

毎日を忙しくお過ごしのことと存じます。お子さんの歯磨き習慣もとても大切。しかし、保護者のみなさまの健康があってこそ、子育ても継続ができるのです。年末に向けて歯も身体もどうぞお気遣い下さい。

宮城学院女子大学教育学部 教授 尾形良子

2025年12月コラム写真