井上先生の談話が、4月12日付の河北新報の夕刊「河北抄」の欄に掲載されました。福島美術館は、仙台市若林区土樋にあり、街のちいさな美術館として知られています。伊達家の文化財や東北の工芸品など貴重な品々を収蔵・展示していますが、残念ながら今年いっぱいで休館します。
人間文化学科の井上特命教授や大平教授は、東日本大震災で被災した福島美術館の復興支援に尽力をつくしました。そのさいに、本学科の大学院生や学芸学部の学芸員課程の学生が復興の手助けをおこないました。下の2枚の写真は、被災した建物の修繕工事のため、作品の移動が必要となり、学生たちが梱包を手伝っている様子です(井上教授撮影)。
河北新報の記事のなかで、「仙台の文化史を語る上で欠かせない収蔵品がどうなるのか」と、井上教授は語っています。人間文化学科では、福島美術館の一日も早い再開を願っております。
現在、美術館の礎をきずいた福島禎蔵氏のコレクションの展示会がおこなわれています。休館前に、ぜひ、福島美術館を訪れてみませんか。