7月14日(月)に、人間文化学科キャリア講演会「学校現場の実態~島の小規模特認校で働く日々~」を開催しました。講師の柴田京香先生は2023年度の学科卒業生で、現在は塩竈市立浦戸中学校にお勤めです。
浦戸中学校は野々島の豊かな自然に囲まれた、小中併設の小規模特認校です。柴田先生からは、朝7時発の船での通勤をはじめ、離島の学校ならではの日常生活、異なる学年の生徒が同じ教室で授業を受ける複式学級など、学校現場についての具体的なお話がありました。さらに、相手を否定せず、受け止めるようにする生徒指導の心がけや、生徒の成長が感じられる喜びがあるといった仕事のやりがい、体力・メンタル面での大変さなど、教師生活2年目の現状を率直に語ってくださいました。また、人間文化学科在学中の大平ゼミでの勉強や教員採用試験の対策も詳しく話していただき、これから教員を目指す学生への温かいメッセージもいただきました。
「仕事は正直しんどいけど、やめる気はない」「子どもたちと会うことが楽しみでワクワクする」「教員になりたいという熱意を持つことが大事」といった言葉が印象的で、心に響きました。情熱を持つことの大切さは、どのような仕事にも当てはまるでしょう。教員を志望する学生はもちろん、そうでない学生にとっても有意義でためになる講演会となりました。
柴田先生、貴重なご講演をありがとうございました。これからの益々のご活躍を期待しています。