平泉で、スリー・コインズ・ツアーをおこないました

 人間文化学科の教職員と学生で構成される人間文化学会では、年に数回、日帰りの研修旅行「スリー・コインズ・ツアー」を実施しています。第35回スリー・コインズ・ツアーを11月23日におこない、岩手県にある世界遺産の平泉へ向かいました。今回は、学生17名、教員4名、副手1名の23名が参加しました。平泉に向かうバス内で、大平先生が平泉についての歴史を詳しく教えて下さいました。
 最初に訪れたのは、無量光院跡です。ここは、当時の代の藤原秀衡が建立したかつての無量光院にあった浄土庭園が広がっていました。大平先生によって、当時の様子などを解説していただきました。
 次に、平泉世界遺産ガイダンスセンターと柳之御所史跡公園を訪れ、センターでは、平泉全体の構成資産について模型や地図、展示で学びました。ここは映像室も併設しており、そこでCGによって再現された当時の寺院を見ることが出来ました。
 昼食をとったあと、中尊寺金色堂へ向かい、金色堂までの道のりを登っていきました。ものすごい坂で、一同かなり疲れていましたが、ようやく辿り着き、美しい金色堂を見ることが出来ました。実際に見ると本当に迫力があり、藤原清衡の作ろうとした極楽浄土について窺い知ることができました。お賽銭をしている方も多く、そこでお参りをしていました。最後に毛越寺を訪れ、池の周りをめぐりながら、迫力のある浄土庭園を肌で感じることが出来ました。今回のツアーは、紅葉が残るなか、様々な場所を訪れることができ、とても充実した1日を過ごすことが出来ました。また来年もツアーを実施予定ですので、人間文化学科の学生のみなさん、ぜひ、ご参加ください。
                          人間文化学科3年 堀江那月