日本語パートナーズ報告会を開催しました

1月19日(木)の昼休み、本学科4年生八木ゼミ所属の横澤萌佳さんによる「日本語パートナーズ報告会」を開催しました。横澤さんは、国際交流基金が主催する「日本語パートナーズ」の派遣生として、3月中旬から8か月間、マレーシアに滞在しました。

1

現地の民族衣装を着た横澤さんは、日本語パートナーズの概要や現地での活動・生活について話をしました。日本語パートナーズは、東南アジアとの交流事業の1つで、日本語や日本文化を教えるアシスタントとして現地で活動します。日本語パートナーズの試験は、書類と面接と2次に分かれており、派遣が決まると、派遣先の語学や文化の研修があります。現地への交通費や滞在費は国際交流基金が負担します。横澤さんは、マレーシア近郊の都市の中等教育機関で日本語教師のアシスタントとして活動をしていました。具体的には、板書や教科書の音読、生徒との日本語会話の練習、日本文化の紹介などです。

横澤さんは、生徒のみなさんと現地の食材を利用して、ずんだ餅をつくったり、かるたなどで遊んだりする写真や手紙交換のお礼を述べる生徒の動画をみせながら、活動の様子を話しました。膝上がみえる服装をしてはいけない、豚肉の飲食禁止など、イスラム教徒の多いマレーシアでの生活に戸惑ったこともあったとのことですが、人間文化学科の学生と、現地の女子学生との手紙交換を通じて、日本や宮城県の文化に興味をもつ生徒たちが増えて嬉しいこともあったようです。横澤さんが日本語指を導したマレーシア人の女子生徒が、日本語スピーチ・コンテストでスピーチする動画もありましたが、報告会に参加した学生は、その日本語の流暢さに驚いていました。

報告会に参加した学生のみなさんから、「現地での生徒の楽しそうな動画や写真をみて、やりがいがあると感じました」「日本語パートナーズは、現地の宗教・文化を常に考えて対応するため、柔軟性が身についたり、現地での出会いがあったり、貴重な体験ができるところがいいなと思いました」「横澤さんの貴重なお話をきいて、自分も何かアクションを起こしたいと思うようになりました。自分はいつもやりたいとおもうことに少し尻込みしてしまうところがあるので、先輩の奮闘記をきいて勇気がでました」といった感想が寄せられました。横澤さんの話に、刺激をもらった学生も多かったようです。

2

人間文化学科では、みなさんのやりたいと思う気持ちを応援しています。八木ゼミでは、日本語パートナ-ズや「トビタテ!ジャパン」など国際交流基金が主催するプロジェクトでこれまで10人近くの学生が派遣されており、マレーシア、インドネシア、タイ、台湾、イタリアなど、現地で貴重な体験を積み、それを日本語教師や海外での仕事につなげています。

あなたも人間文化学科で、海外や日本の文化を学び、世界に飛び出してみませんか。