「自然災害と女の子」についての講演会を開催しました

講演会「自然災害と女の子」を開催しました
 
 
 12月17日(木)の昼休み、講義館2Fにて、人間文化学会・国際支援活動Triangle共同開催「自然災害と女の子」を開催致しました。 新型コロナウイルスの影響を受け、講師の公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン 倉橋様とZOOMを利用し、遠隔で講演会を行いました。
 講演会では、倉橋様のネパールやバングラデシュでの経験や災害に強い学校づくりプロジェクト、災害がもたらす女の子への影響についてお話いただきました。実際に現地で活動を行っている倉橋様のお話はどれも興味深く、中でも、災害時に女性が十分な教育を受けられないため、災害時の死亡率が男性よりはるかに高いことを知りました。水泳や木登りなど避難に必要なスキルを身につける機会が社会的な理由から女性は限られている現状に衝撃を受けました。
 また、災害に強い学校づくりプロジェクトでは、学校は子供にとって一日の間に長く過ごす大切な場所であり、未だに安全な環境が整っていない学校がたくさんあることが分かりました。環境改善のため、現地女子学生の意見を取り入れる他、男子学生にも積極的に参加してもらうことで、互いに協力しあい問題解決を図っているそうです。現地の人と問題解決していくことが、国際協力では大切であることを講演会で学びました。
 さて、プラン・インターナショナル・ジャパン様には、毎年、国際協力について講演を行って頂いております。この場をお借りし、御礼申し上げます。誠にありがとう御座います。
 国際協力に関する講義が開講されていることは人間文化学科の魅力のひとつであり、関心が高い学生も多いのではないかと思います。今年の講演会は今回が最後でしたが、まだまだ本学科生に還元できるようなイベントを学会では企画してまいりたいと思います。

                               人間文化学会副委員長
                               国際支援活動Traingle代表
                               人間文化学科 3年 山上奈津季