人間文化学科 ドイツフィールド実習報告 その③

 8月29日から9月11日まで、約2週間の日程で人間文化学科のドイツフィールド実習が行われました。学生11名、教員2名が参加し、たくさんのドイツの都市を巡りました。今回は3回に分けて報告する第三回目、最終回です。
 9月7日と8日に、中世そのままの町・ローテンブルクで帝国自由都市祭りが開かれました。ローテンブルクは神聖ローマ帝国時代、帝国都市の権利を勝ち取り、一定の自治権を持ち独立を保っていました。中世から近世の衣装を着た市民が、劇や踊りや音楽、模擬裁判などを街中で繰り広げるのが帝国自由都市祭りです。6日の夜には前夜祭として、市民の松明行列と市庁舎から打ち上げられる花火を見学しました。7日と8日は自由行動日でしたので皆存分歴史絵巻を楽しんだようです。
 9月8日の夕方にバスでミュンヘンに向かいました。9日は大都市・ミュンヘンを、教会を中心に回りました。ずっと天候に恵まれていましたが、この日は小雨交じりの寒さでした。最後の夜だったので、全員で市庁舎下のラーツケラーでドイツ料理を食べました。次の日は午前中にアルテ・ピナコテーク(美術館)に行き、午後ミュンヘン空港から帰国の途につきました。帰国した次の日から授業、というハードスケジュールでしたが、大きなトラブルもなく皆元気に帰ってこられました。さらにドイツ語、ドイツ文化を学びたい気持ちが強くなったようです。約2週間、とても充実したドイツ実習でした。