9月27日5コマに、埼玉県の高等学校で日本史教諭として活躍され、教生指導に数多くの経験をお持ちの一條三子氏をお呼びして、C609で講演会が開かれました。一條氏は、ご自分の教育実習体験や実習生を指導した教員としての経験などについて、様々な具体例をあげてお話しされました。教員免許を取得するために教職課程の勉強をしている学生だけでなく、社会人になるためのアドヴァイスをききたいという1~4年生の学生が参加し、熱心にお話をきいていました。
「自分は、教職になるための講義をとっているが、授業がとても大変で悩んでいたが、もっと頑張ってみようと思った」「簡単に資格を取得できるものではないが、あきらめないことが大切であることを学んだ」「強い志が必要だということを感じた」「教壇にたって生徒に教えるには、社会科に対する情熱や探究心が必要だと思った」「模擬授業でうまくいかない場合は、周りの人たちや先輩にあたる先生方の良いところを吸収したい」という教員になるための努力を惜しまないことや心がまえについて感想を記した学生がたくさんいました。
また、「子育てをしながら勉強し、免許を取得された経験に感銘を受けた」「パワフルな生き方や仕事に対する意識は尊敬できるし、憧れを抱く部分がたくさんあった」「将来のために、視野を広げることが大事だとわかった」という貴重な話をきく機会になったことに感謝していました。人間文化学科では、今後も、幅広い分野から講師をお呼びして、講演会を開催したいと考えています。