5月15日(日)、宮城学院女子大学キャンパス内で、宮城学院同窓会ホームカミングデーを開催しました。本イベントは、年に一度、宮城学院の同窓生が母校に集まり親睦を深める主旨で開催され、今年で35回目を迎えました。
礼拝堂での総会・礼拝に続き、大学講堂では、特別講演会として、認定NPO法人ACE事務局長であり、本学院卒業生である白木朋子氏(高46回卒)と、2014年ノーベル平和賞を受賞された児童労働活動家 カイラシュ・サティヤルティ氏の講演が行われました。
カイラシュ氏は、『思いやりの心で世界を救う―声なき子どもたちの自由と未来のために―』というタイトルで、ご自身が児童労働活動家になった経緯や、どのような志を持ってらっしゃるか等をお話しました。「“思いやり”は、私たちが持つ最も貴重な価値。私が今日、宮城学院に来た理由は、皆さんの“思いやり”の心に火をつける事です。」という言葉が印象的でした。
白木氏は、『遊ぶ、学ぶ、笑う。そんなあたりまえを世界の子どもたちに』というタイトルで、世界の一部の子ども達が、どのような環境で生活をしているか、また、大学時代にご自身がどのような気持ちでそういった問題に関わっていったのか等をお話しました。
宮城学院中学校高等学校の生徒より、御礼の品の贈呈を行った後、児童労働の撲滅を会場全体で願う意思表示として、観客全員で「児童労働にレッドカード」と、レッドカードを掲げる記念撮影があり、イベントは終了しました。