宮城学院の創立記念日 9月18日
宮城学院のキャッチコピーが決定しました!
学校法人のキャッチコピーは以下のとおり。
神を畏れ、隣人を愛する
神を畏れる人とは、謙虚さを忘れずに、
自分らしさを存分に発揮する人。
隣人を愛する人とは、親しい仲間を愛するだけでなく、
苦しみや悲しみのなかにある人の助け手となれる人。
その人は、生かされている恵みを喜び、感謝し、
どんな試練のなかにあっても新たな希望を得て挑戦し続けます。
その人は愛において何が重要なことかを判断し、
心広やかに世界の人々と共に信頼の絆を築きます。
(学院長 嶋田 順好)
コメント
学院長 嶋田 順好
聖書は、人間が自らの分を超えて高慢に陥ることなく、神の前に謙って歩むことの大切さを説いています。歴史を繙くと、世の独裁者と称される人々が、自らを全能者と錯覚し、好き勝手なことをし始めた時、大きな悲劇が生じていることに気づかされます。もちろん私たちは、だれ一人として独裁者のような権力をふるうことはないでしょう。しかし、よく自らを省みる時、折に触れて高慢の思いに囚われてしまう者であることも認めざるを得ません。だからこそ砕かれた悔いた心をもって神を礼拝し、謙虚に歩むことが求められるのです。その姿勢こそが「神を畏れる」ということにほかなりません。
「隣人を愛する」とは、家族や友人を愛することだけに留まりません。主イエスは「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。」(ルカ6章32節)と問いかけています。ですから、主イエスが説く隣人愛とは、地縁・血縁、友人・知人という関係性を超え、苦しみ、助けを求めている人がいたら、人種、思想、宗教、性別の違いを超えて、事実、その人の助け手となることなのです。