2019年3月26日、本学内において、公開シンポジウム「<地域子ども学>をつくる」を開催しました。
今回の公開シンポジウムは、本学における私立大学研究ブランディング事業のスタートにあたり、キックオフシンポジウムとして企画されたものです。
本学の平川 新(あらた)学長からの挨拶に続き、プロジェクトリーダーの天童睦子教授(本学・一般教育部)より、本事業の全体像と子どもを軸とする学び・食・居場所の学際的研究活動が目指すものについて説明しました。
基調講演では、<地域子ども学>研究センター運営代表の足立智昭教授(本学・教育学部教育学科)より、「地域子ども学とは何か」と題し、東日本大震災を経験した地域における、子どもを取り巻く環境にみられる様々な課題と、研究を通して蓄積される<地域子ども学>の意義を提示しました。
続いて、<地域子ども学>研究センターの実践について、プロジェクト運営委員から、「食」に関して丹野久美子准教授(本学・生活科学部食品栄養学科)が、「居場所」に関して本間義規教授(本学生活科学部生活文化デザイン学科)が、それぞれの専門分野から<地域子ども学>にアプローチする研究活動の展望を説明しました。
さらに、学生による実践報告として、高橋茉莉奈さん(本学・学芸学部発達臨床学科4年生)より、アフリカのウガンダ共和国にホームステイをしながら現地の子どもたちへの教育支援に携わった経験が報告されました。
最後に、コメンテーターの畑山みさ子氏(ケア宮城代表/本学名誉教授)、榊原智子氏(読売新聞東京本社 調査研究本部主任研究員)より、それぞれの知見から本事業および研究活動への期待をお話しいただきました。
当日の様子はこちらから、ダイジェスト映像でご紹介しています。ぜひご覧ください。
本学は、平成30年度文部科学省 私立大学研究ブランディング事業にて「東日本大震災を契機とする〈地域子ども学〉の構築~子どもの視点に立ったコミュニティ研究の拠点形成」が採択されています。
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