地域子ども学研究センターでは、学習支援の一環として以下のオンライン公開講座を開催しました。
9月 26日(土)■第1回講座 「小児慢性疾患児の理解と支援について」
10月 3日(土)■第2回講座 「小児慢性疾患児の家族の理解と支援について」
10月10日(土)■第3回講座 「小児慢性疾患児のきょうだいの理解と支援について」
本講座は3回にわたって開かれ、本学学生、教職員、医療従事者の方々含め約30名の方々に参加いただきました。
足立智昭教授(本学 教育学部)により医療的ケアを必要とする小児慢性疾患児とその家族を含めた関わり方について、具体的事例とともに紹介していきました。
今回の講座を通して、慢性疾患児とその家族が抱える課題を理解しボランティアとしての役割や支援のあり方を学ぶことができ質疑応答の時間では、参加者からご感想やご質問が多く寄せられました。
本講座後に寄せられた感想を一部ご紹介します。
「3回にわたり貴重なお話をありがとうございました。 きょうだい支援について、タイプ別にポイントを教えていただきつつ、基本的な姿勢を学ぶことができました。支援する側が自分のことを理解しておくことが重要だということを再確認できました。 震災後の子どもたちのお話も勉強になりました。こうした小学生たちがどのように成長していくのかに関心を持ちました」
「第1回講座から第3回講座までと参加させていただきましたが、今まで身近に感じにくかった小児慢性疾患児やそのご両親、ごきょうだいたちの確かな存在を目に見えるようにリアルに学ぶことができました。私はその苦労や大変さを経験してきたような身ではありませんが、自分の中の支えになりたいという気持ちの存在を強く確信できました」
「病気を持つ子どもとその家族のかかわりについて、具体的に知ることができ、とても印象に残りました。病気や問題を解決することはできなくても、家族の話を聞いてあげたり自分が何か話をしてあげたりすることが、ボランティアの大切な役割だということを学びました」
ぜひ今回の学びを今後のボランティア活動や支援の場で生かしていただければと思います。
本講座へご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今後も、様々なイベントを企画しております。ご興味のある方はぜひご参加ください。
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■平成30年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業「東日本大震災を契機とする<地域子ども学>の構築-子どもの視点に立ったコミュニティ研究の拠点形成」とは
本事業では,被災地にある大学として地域復興を強く推奨してきた実績をもとに「学習支援」「食育」「子どもの居場所」を最重要課題とする<地域子ども学>を構築し,その知見をもって子どもの視点に立ったコミュニティ形成の拠点形成を目指すことを目標とし研究を進めています。
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■宮城学院女子大学 地域子ども学研究センターとは
<地域子ども学>は,子どもの視点,子どもの主体性を重視し,地域の担い手とともに「子どもの育ちを尊ぶ」まちづくり・コミュニティ形成を目指す学際的研究および実践学です。「地域子ども学研究センター」は、文部科学省の支援事業の一環として,また東日本大震災を契機として本学から新たに立ち上がった研究拠点であり,全国に先駆けた取り組みです。学術と教育実践の場としての本学の強みを最大限に生かし,新しいプロジェクトを共創する東北発フューチャー・センター(市民、学生、子ども、研究者、自治体関係者等が集う,未来志向の議論と共創の場)を目指します。