無事に越冬したミツバチたちが、キャンパス内に咲く花々、および隣接している水の森自然休養林から、蜜と花粉を運んできています。今年もハチたちが貯めた蜜でいっぱいになった巣板を遠心分離機にかけてハチミツを採取する作業が始まりました。蜜の甘い香りが漂う部屋で、手動で遠心分離機を回す生徒、学生、教員の運動量はなかなかなものですが、ハチから分けてもらった大切な蜜を一滴も無駄にしないよう、丁寧に採取をしています。
養蜂についての私たちの知識も少しずつですが蓄積され、作業スキルも向上してきました。巣箱の様子を見に行く日課も楽しくなっています。ミツバチを通して自然界との共生を学び、生産者としての苦悩と喜びを実感する毎日です。
ただし、2023年の春から夏、つまり今まさに採取しているハチミツの瓶詰めを終えるには、少し時間がかかります。
6月25日(日)・7月30日(日)のオープンキャンパスでは、22年度に採取をしたハチミツを販売します。宮城学院の学生と教員が、初めて自分たちの力でミツバチを育てて採取した、記念すべきハチミツです。こちらは数に限りがある貴重なハチミツですので、お見逃しのないようお早めにご購入ください。