「長町遊楽庵 びすた~り」訪問

1年次必修の少人数授業「現代ビジネス基礎Ⅲ」のfクラスでは、特定の業種を取り上げて、そのビジネスの特徴や競争環境について考えています。本年度は、外食ビジネスと障害者雇用をテーマに、仙台市長町にあるイタリアン・レストラン「長町遊楽庵 びすた~り」との協力のもと、授業を展開しています。11月28日と12月11日には、「びすたーり」を訪問して企業調査のフィールドワークを行ない、経営者と従業員のみなさんにお話を伺ってきました。

「びすた~り」は、築100年以上になる古民家を改築した素敵な空間で、自家栽培の有機野菜を使用したヘルシーな料理を提供するイタリア料理店です。加えて、特定非営利活動法人「ほっぷの森」と連携して、知的障害や高次脳機能障害をもつ方々を労働者として受け入れているのが、大きな特徴です。「びすた~り」における、営利活動と障害者の社会参加支援との両立は、いかにして成立しているのか。そこにはどのような困難や課題があるのか。

本授業では「びすた~り」の事例に学びながら、外食/飲食ビジネスの経営、営利企業によるビジネスを通じた社会貢献の意義と可能性、日本における障害者就労支援の現状と困難などについてグループワークで調査・考察しています。さらに、アートの要素を取り入れた店舗デザインや、特徴的な食材を使用したオリジナル・メニューの作成も含めて、画期的な飲食店のビジネス・プランの考案を目指します。

日本では珍しいイタリア野菜など、素材を工夫したメニュー考案に取り組みたい!