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 2013/9/4
Vol.1  
改正 若葉さん
(2012年度卒業 オルガン専攻)
私は宮城学院女子大学音楽科で、オルガンを学び、卒業後は2013年4月から、国立音楽大学アドヴァンストコースに進学して勉強を続けています。宮城学院女子大学在学中は専攻生が全学年で私1人しかいなかったため、オルガンについて語る相手、試験などで競う相手がいませんでした。一体、自分の力はどのくらいのものなのだろうか。もっと沢山の演奏を聴いて、刺激が必要なのではないだろうか。そのように考えていた時、宮城学院女子大学在学中から現在までご指導頂いている青田絹江先生からコンクールのお話があり、挑戦することに決めました。
コンクールについて

\ Fano Adriano International Organ Playing Competition 2013

(ファーノ・アドリアーノ国際オルガンコンクール)
・開催期間 2013年7月13日〜14日

・開催場所 ファーノ・アドリアーノ Fano Adriano
・受賞した賞 2位
 
コンクールが開催されたファーノ・アドリアーノ
の教会
 
教会内部、正面の祭壇
コンクールを受けようと決めたのは5月末でした。それから急いで予選・本選の課題曲を先生と選び、準備に取り掛かりました。コンクールに出場するのは初めての経験でしたし、まして場所が海外ということもあり、当日まで生きた心地がしませんでした。しかしコンクールが開催されるファーノ・アドリアーノ[イタリア中部、アブルッツオ州にある小さな町]は、緑溢れる木々、綺麗な沢山のお花、鳥の可愛い鳴き声、とても美味しい空気、そんな自然溢れる美しいところで、一歩足を踏み入れてから安心感が生まれ、不安な気持ちは全くなくなりました。
今回コンクールを受けたのは半分以上がイタリア人、その他にニュージーランド、フィンランド、ポーランドからの参加者がいて、日本からは私1人でした。皆、優しく親切に接して下さり、全くライバルだという感じもせず、電子辞書を使いながら、たくさんのお話をすることが出来ました。それぞれの国で勉強しているオルガンについて、また誰のオルガン曲が好きか、何をレパートリーとして持っているかなど。これもコンクールを受ける機会があってこその出逢いであり、異なる文化の中でオルガンを勉強している人達と語りあえて、幸せな一時でした。 
  
 
後方2階部分に設置されているオルガン

コンクールの進行
コンクールは事前に練習時間が与えられ、7月13日(土)午後から予選がスタートしました。夕方に予選通過者の発表があり、本選に進むメンバーに、さらに1人1時間の練習時間が与えられました。
14日(日)9時から本選スタート。本選後に会場となった教会でミサが行われ、ミサ終了後に町の人々に見守られる中、結果が発表されました。

 

受賞の感想

実際のところ、いまだに2位を受賞したという実感がなく、夢なのではないだろうかと思っています。沢山の方々からおめでとうというメールやお祝いの電話を頂き、"あぁ、本当に私2位をもらえたんだ・・・"と、努力して本当に良かったと改めて思っています。
何よりもこれまでご指導下さった青田先生、そして心配しながらも毎日応援してくれていた両親、周りの方々のおかげでもらえた結果だと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今後について
今回コンクールを受けたことは私の中で、とても良い機会だったなぁとしみじみ思います。コンクールを受けるための姿勢、練習方法、気持ちのコントロールなど、受けなければわからない事ばかりでした。この学んだ成果を今後に繋げて行ければと思います。

とくに、自分は本当にレパートリーが少ないということを、今回のコンクールを準備する段階で気付かされました。これが今の自分にとっての課題かと思います。今後も可能なコンクールがあれば積極的に挑戦したいと思いますし、もっと沢山の方々と交流し、沢山の刺激を与えてもらいたいと思いました。いま在学している国立音楽大学アドヴァンストコースは2年間なので、在学中に様々な曲を勉強し、レパートリーを増やし、演奏に備えておきたいと思います。

  宮城学院女子大学音楽科
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