塾講師のアルバイトから、教員補助員、小学校講師、そして小学校の正式の教諭、と、端からみれば、着実に順調に、夢を実現したように見える熊本さん。でも大学生時代は、そもそも自分の「夢」が何なのか、はっきりつかめずにいたとのこと。大学の実習授業で、卒業生のインタビュー誌をつくったときに、さまざまな道を生き生きと歩む先輩たちのお話に刺激を受けたのをはじめとして、卒業後も置かれた状況の中で、周りの方たちの助言をうまく消化しながら、自分の可能性を広げてこられました。小学校免許をどのようにして取得したか、小学校教諭の仕事の具体的な内容、その中での音楽との関わり方、中学校教諭との違い、小学校教諭の魅力、などなど、現場経験があるからこそのお話は、教職をめざす学生たちにとって、大きなヒントになりました。
|