音楽科学生の進路について、共に考えるシリーズ「先輩に会おう!」。2012年度第1回は、ヤマハシステム講師の鈴木奈々氏のお話を伺いました。
音楽科学生にとって描きやすい将来像である「ピアノの先生」。でも、一口にピアノの先生といってもさまざまな形があります。楽器店系の音楽教室に就職するには、どんな準備が必要?実際のお仕事の内容は?ピアノの先生をめざす音楽科生が得たい情報を、具体的にわかりやすくお話しして下さいました。
楽器店系列のピアノの先生をめざし、2年生の頃から講師採用試験の準備を始めたこと。「ピアノ」の先生といっても、伴奏づけ、編曲など、さまざまなスキルが必要なこと。就職試験には、音楽についての知識やスキル以外に、一般教養も含まれること。担当する生徒数も少なく、研修に追われ、大変だった就職1年目。生徒とはもちろん、生徒の親御さんとのコミュニケーション能力が求められること?? ピアノの先生の現実は、お話を伺った在校生にとって大きな刺激になったようです。「一番嬉しいのは、生徒の成長です」ときっぱり語る鈴木氏の笑顔は、後輩達への力強いエールになりました。
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