「音楽を活かす仕事」を探すのではなく、仕事の中でどう音楽を活かしていくか。そういう発想の転換によって、道がどれだけ広がるか。実際にFM富山の局アナ時代から、自分が音楽科出身であること、音楽番組を担当したいことを周りにアピールすることで、お仕事の中に音楽を活かしてきた沼倉さんの言葉は、説得力にあふれていました。
そして、望む仕事に就くためには、情報収集、仲間づくり、あきらめないことが大切、というアドヴァイスも、これから就職活動という未知の世界へ踏み込む学生たちにとって、具体的な指針になりました。
音楽科生だからこそもっている底力は、厳しい就職活動の中でも強力な武器になる、という一言に、強く背中を押された聴講者も多かったと思います。
音楽を活かす可能性は無限にある、一歩踏み出して可能性をつかみましょう−−−2010年度最後の「先輩に会おう!」は、パワフルな先輩の力強いエールで締めくくられました。
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