特別支援学校を見学してきました

10月2日、特別支援教育ゼミ(渡辺担当)で児童教育学科3年生が仙台市泉区南中山にある宮城県立光明支援学校を見学してきました。

 

小学部から高等部まで286名の知的障害のある子どもたちが泉区、青葉区、太白区から11台のバス等で通学しています。参加者全員が特別支援学校の見学は初めての経験でした。教師と子どもたちの和気あいあいとした学びのなかにも、真剣な子どもの姿を見ることができました。昨年度の進路状況は、一般就労が20%、そのほかの多くは福祉就労のようです。

以下参加学生の率直な感想(抜粋)です。

 

3年生Kさん;

障害の程度や状況によってA課程、B課程に分かれていること、また家庭や施設等に教員を派遣して指導を行う訪問教育があることも初めて知った。障害の有無によって教育を「分ける」必要性の是非をあらためて考えさせられた。

3年生Sさん;

建物が想像以上に大きく、特に廊下は自由に遊んだり動いたりできるスペースのあることが特徴的だった。通常の学校にはいない看護師が常駐して痰の吸引をすることなど、教師との相互協力で学校生活が成り立っていることを知った。

3年生Mさん;

どの場面を見てもアットホームな雰囲気があり、教師が子どもたちを盛り上げることで、いきいきとしていたように思った。同時に子どもの少ない反応に気づき支援する教師の責任感や難しさも感じた。