この度、宮城県内の味噌醤油製造事業者(35事業者)が加盟している宮城県味噌醤油工業協同組合と本学は、多様な産学連携事業を展開するとともに、宮城県の食文化の継承や業界発展に寄与する機会の創出を図ることを目的とした連携協定を締結しました。
これまでに宮城県味噌醤油工業協同組合ならびに加盟している事業者は、本学・現代ビジネス学科の石原慎士ゼミナールと産学連携体制で商品開発事業に取り組んできました。また、教育学科幼児教育専攻の海外研修や附属森のこども園での味噌づくりの体験学習などにおいて、交流事業を通して協力関係を築いてきました。今後はより一層の協力関係を強化しながら、地元に根差した食文化の研究活動や教育活動・産品の普及に資するための活動を進めていきます。
11月14日に本学で開催した連携協定締結式において、宮城県味噌醤油工業協同組合の鈴木彦衛理事長は、「大豆の全国生産量2位の宮城県で、仙台藩を開いた伊達政宗公の時代から続いてきた仙台味噌の伝統を守り、つないでいく活動を共にできることに期待しています。」と話しました。
また、本学の長谷部弘学長は、今後の産学連携事業に向けて「学校名に「宮城」を冠する本学は、これまで根差してきた地域と協働し、地域の発展に寄与する教育研究活動を行うことを使命としています。まさに地域に根差した食文化の代表格ともいえる仙台味噌や宮城の醤油を支える宮城県味噌醤油工業協同組合と協定を結ぶに至り、地域を支える人材の育成により一層貢献していきます。」と話しました。
写真左:(左から)宮城県味噌醤油工業協同組合・鈴木彦衛理事長、本学・長谷部弘学長
写真右:参列者との集合写真
締結式に引き続き、石巻の老舗蔵元として知られている(株)山形屋商店の山形政大代表取締役による「仙台味噌レクチャー」が行われ、仙台味噌の歴史や他地域の味噌との違い、地域の食文化を守る活動などについてご講義をいただきました。
その後は場所を移して、学生食堂ピエリスにて「宮城の芋煮試食会」を開催し、宮城県味噌醤油工業組合にご提供いただきました豚肉と里芋、季節の野菜たっぷりの具材と仙台味噌を使用したこだわりの「宮城の芋煮」をいただきました。
日に日に寒さが強まるこの時期に開催した試食会では、あたたかい芋煮を囲んで、体と心を温めながら交流を深めました。
写真左:宮城県味噌醤油工業協同組合・只埜光則事務局長による仕上げの様子
写真右:配膳をお手伝いする現代ビジネス学科・石原ゼミの学生
今後の連携活動は、随時更新し、掲載いたします。