11月12日(日)に名取市下増田公民館で「Mix名取フェスタ」が開催されました。
このイベントは“ゼロカーボンシティ“を宣言する名取市が、同市と連携協定を締結する各団体とともに”環境“について、市民と一緒に考えること目的として開催されたものです。本学からは、生活科学部生活文化デザイン学科で取り組んでいる「住まいなどの室内環境」に関する情報提供と模型の展示で出展しました。
本学のブースでは、模型内に煙を充満させた上で空気の流れを作り、効率的な換気方法を実演するコーナーやサーモカメラを使って断熱材の効果について検証する展示を行いました。
※来場者に模型を使って空気の流れ方を説明
これらの模型は、生活文化デザイン学科の学生たちが、パソコンの部品として使われる冷却ファンを換気扇の代わりに使用するなど一般の方々に楽しんでもらえるように工夫を施して制作したものです。模型内の空気の流れを確認しながら小さなお子様から大人の方まで、ご自宅での効率的な換気方法について楽しく学んでいただくことができました。
※展示用の模型を製作する生活文化デザイン学科の学生
また、ステージ発表の部では、本学生活科学部生活文化デザイン学科教授の長谷川麻子による「健康を守る室内環境づくり」と題した講演を行いました。新型コロナ感染症によって強く認識されるようになった室内換気について、これまでの研究を踏まえ、優しく解説しながら市民の皆さまに理解を深めていただく機会となりました。
※講演「健康を守る室内環境づくり」
本学は、これからも教育や研究の成果を社会に還元することで、より良い地域社会づくりにも貢献してまいりたいと思います。