災害食レシピの普及を図る学生団体Food and Smile！が、11月16日（火）に開催された宮城県食生活改善推進員協議会気仙沼ブロック研修会にて、災害食調理の講師を務めました。この日は主食・主菜を一皿でまかなえる「さば缶パエリア」、副菜に「塩昆布サラダ」、災害時に不足しがちな果物と乳製品を補える「フルフルオレンジ牛乳」の3品を作りました。

気仙沼の「食生活改善推進員」は、普段から地域の食育活動に参加されているベテラン主婦の皆さまで構成されています。なるべく水を使わない工夫として、使い捨てできる牛乳パックをまな板代わりに用いたり、野菜の汚れをウェットティッシュで拭き取ったり、皿にラップをかけて使用したりといった普段と異なる調理工程にはじめは戸惑いの声があがりましたが、慣れてくると次々と料理を仕上げていきました。

調理後はFood and Smile！の活動紹介や気仙沼地区の東日本大震災時の状況を伺うなど、皆さまと交流する時間をいただきました。被害の大きかった地区の状況を伺うことで、災害食について新たに考える機会となりました。今後も地域の方々と交流しながら災害食活動を進めて参ります。

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