閖上視察と活動報告会を行いました【閖上プロジェクト】

本学では名取市と連携協定を締結し,東日本大震災にて甚大な被害を受けた閖上地域の文化や暮らしを後世に伝承するための活動を行ってきました。

過去には,学生たちが文献や聞き取り調査等で得られた閖上地域に古くから伝わる文化や生活様式等の情報をまとめて,名取市役所や名取市図書館,JR名取駅やイオンモール名取などでポスター展示を行い,名取市民の方々を中心に多くの方に閖上について知っていただきました。

また,それらをまとめた「みんなで学ぶ 閖上の歴史と文化」・「閖上 食と暮らし」の2冊の冊子は,名取市教育委員会を通じて名取市内の各小学校等に寄贈いたしました。

2016年度からは,閖上で被災された方々の暮らす美田園第一団地仮設の集会所で「閖上まざらいん」と名付けた学生と住民の方々との交流プロジェクトをスタートし,住民の方々が集まる場を作るとともに学生と住民の方々が親交を深めてきました。

 

それらの活動を経て,仮設住宅に住む方々が順次閖上に戻り始めることから,2月26日(月)に閖上の復興状況を視察するため,食品栄養学科と心理行動科学科の学生各6名と共に「閖上まざらいん」に参加していた関東学院大学社会学部の学生および卒業生4名と教職員とで現地を訪れて,4月に新しく開校する閖上小中学校や日和山などを見学し名取市職員の方や閖上の住民の方から説明を受け,午後には名取市役所にてこれまでの活動の報告会を実施しました。

「閖上まざらいん」の活動は今年度末をもって一区切りとなりましたが,今後も閖上の方々との繋がりは大切にしていきたいと思います。