本学では,名取市の協力のもと,震災で大きな被害を受けた閖上地域の復興を主に文化的・教育的な側面から支援する「閖上プロジェクト」に取り組んでいます。
活動の成果はこれまで名取市役所1階ロビーや名取駅などで展示してまいりましたが,今回は名取市図書館の一部をお借りして,皆さまにご覧いただけることになりました。
以下に展示内容の概略をお知らせします。
日程 2015年10月1日(木)~29日(木)
場所 名取市図書館(名取市増田一丁目 7-37)/どんぐり・アンみんなの図書室
内容 ポスター展「閖上ってどんなまち?」
第1部(10月1日~15日) 歴史と文化
第2部(10月16日~29日) 食マップ・生業マップ
本学の学生たちが震災前の名取市閖上の歴史,食文化,生業などについて調べた成果の一部をぜひご覧ください!
[閖上ってどんな町? ~歴史と文化そして3.11を振り返る~]
閖上の歴史や文化,震災当日のことについて心理行動科学科の学生が、各種資料 で調べました。 2月のAERでの初回展示から,バージョンアップを重ねたものです。
館内閲覧用冊子も用意していますので,じっくりご覧いただき,ご意見・ご感想 等いただけましたら幸いです。
<過去の記事はこちら>
/news.mgu.ac.jp/pb/event/881.html
[閖上の食のくらし再発見]
美田園第一仮設住宅の方々と一緒に、閖上の地図に震災前に食材を買いに行っていた食料品店や飲食店を書き込み、閖上「食」マップを作成しました。
地図に書き込むことによって、閖上の食の営みを思い出し今後どのようにあったらよいのかを話し合うきっかけにしていただければと思います。
また、閖上らしい食習慣として「おまがね」を取り上げました。
「おまがね」とは、もらった食材や料理を食卓の1品にするというもの。食物をもらったり、あげたりの「隣組」の歌の世界が今も閖上にいきていることを伝えたいと思います。
[津波被災前の閖上の商業について]
震災直前の閖上商店マップをメインとして閖上の商業・サービス業の特徴についてまとめています。
スーパー・コンビニの出店は1軒ずつで、様々な種類の個人商店によって構成されている、昭和の雰囲気を残した町であることを指摘しています。