第2回　キャリアアップセミナー

講師：株式会社スリーデイズ　代表取締役　伊藤　理恵氏

第2回目の講師、伊藤理恵さんは起業支援の専門家としてご活躍されています。大崎市三本木にシェアオフィスを開設し、創業支援、企業研修、地域コーディネートに携わっています。就職氷河期で苦しんだ学生時代からご結婚後の海外転勤、ご出産などのライフイベントを「モチベーショングラフ」を用いて包み隠さずお話ししてくださいました。多彩なキャリアを歩んでこられ、今も更に学び続ける気持ちを大切にしていらっしゃいます。予測できない今の時代をどう生きるか、就活の乗り越え方についてもアドバイスをいただき、学生の皆さんが自分らしく輝いて幸せな人生を歩めるよう、力強く応援してくださいました。

【学生の声】

「キャリアに正解はなく、自分の選んだ道を正解にすればいい」という言葉がすごく心に響きました。失敗するのが怖く、あれこれ考えすぎて行動を起こせないことがよくあります。しかし、この言葉を聞いてもっと自分に自信を持って良いのだとわかりました。自分がどんな選択をしたとしても、その後の自分の行動によって先は変わるのだと思うと、自分の選択に自信を持って行動できるように感じました。大学で過ごす時間を大切にし、もっと色んな力を身につけられるようにしたいと思いました。

（英文学科2年）

何が起こるか予測できず誰にもわからない時代で、これからずっと続けていくであろう仕事を今の段階で具体的に決定することに難しさを感じていたので、今回お話しを聞いて将来への考え方が広がりました。「キャリアに正解はない」「歩んでいきながら正解にしていけばいい」という伊藤さんが大事にされている考え方に刺激を受けました。今まで逃げの姿勢でいた根本的な考え方を変える良い機会になりました。伊藤さんのモチベーショングラフを見て、自分の人生はどんなグラフになるのか楽しみだと思いました。

（心理行動科学科1年）

第3回　キャリアアップセミナー（社会連携センター共同企画）

講師：社会福祉法人仙台市社会福祉協議会　志田　茉生氏

志田茉生さんは仙台市社会福祉協議会に勤務して5年目となります。大学在学中に、高齢者福祉や障害者福祉、地域イベントなど、様々な分野のボランティア活動に参加したことがきっかけで現在のお仕事に入職されました。学生時代に「何となく始めた」とおっしゃっていたボランティア活動では、人とのつながりが広がり、多様な価値観に触れられ、感動や達成感が得られたそうです。社会人になってからは正解が分からずに迷い悩んだり、異動により一から再びスタートする不安を経験したり、「理想の自分」との相違を感じたご苦労などもお話ししてくださいました。

「ふだんの、くらしの、しあわせ」を感じられる地域づくり「ふくし」について語られる志田さんの優しい口調が大変印象的で、心温まる講演でした。

【学生の声】

印象的だったのが、福祉は全員が主役であるという点です。今までは福祉というものに対して、老後や子育てに関するもので、自分はまだ関係ないというイメージを持っていましたが、積極的に福祉の活動に参加することが大切だということを感じ、考えを改めることができました。今はボランティアへの参加ができていない状況ですが、志田さんのボランティアの経験談を聞いて参加意欲が増しました。今自分にできる福祉は何か、を考えてみようと感じました。

（日本文学科2年）

志田さんはMYルールを設定されていて、「自分のことを大切にする」「人はそれぞれ違う」「どんな仕事も経験になる」とおっしゃっていました。自分のことを大切にしたり、人と比べないことは本当に難しいことだと思いますが、自分の思考をコントロールできるように私も見倣いたいと思います。挫折の経験も、失敗することも、必ずプラスになる、というアドバイスはとても心強いです。仕事に限らず、学生生活のなかでも、いろいろな経験を通して、「無駄にならなかった、いい経験だった」と思えるように過ごしていきたいと感じました。また、ボランティア活動は「自分のために行うものではない」ということをしっかり心に留めておこうと思いました。自己満足にならないよう、ボランティア活動は何のためにするのかを思い返しながら活動していきたいと思いました。

（人間文化学科1年）

※本講座は例年、公開講座として開講しておりましたが、新型コロナウイルスの影響により、今年度も本学の学生のみを対象とさせていただきます。ご了承ください。