「東日本大震災の心理学」をテーマとする3つの研究を,パネル展示形式で発表します!
昨年11月に仙台市で開催し大好評だった企画展「ココロサイコロ2011」の山形版です。
「情報を伝える,受けとる心理」
「救援・支援する心理」
「義援金を寄付する心理」
…についての発表です。
いずれも昨年度の1年次生が半年かけて取り組んだ研究成果です。
大学での勉強とはどんなものか,その一端をお見せします。是非,ご覧ください。
◇◇◇ miniココロサイコロin山形 ◇◇◇
●日時:2012年12月15日(土) 12:00~17:30(入場随時)
12月16日(日) 11:00~16:30(入場随時)
●場所:霞城セントラル1階アトリウム
●内容:
「情報を伝える,受けとる心理」…(15日)
発災後の「情報の伝達」について,伝える側と受け取る側,両方の立場から検討しました。そのために,まず,震災後一ヶ月の新聞報道の分析を通して“報道の事実”を把握し,続いて,報道する立場の数人のヒアリングを通して“震災取材の葛藤”を捉え,さらに,高校生と大学生(震災時)のアンケート調査を通して“情報を受けとる側の心理”に迫りました。これらのデータに基づき,震災報道についての新たなあり方を提案します!
「救援・支援する心理」……………(16日)
職務上あるいは自発的に救援・支援活動にあたった人たちのなかから,自衛隊と大学生ボランティアに注目!
苛酷な環境で救援・支援を行った自衛隊員。そのストレスは計り知れません。隊員をPTSDにさせないための取り組みについて,自衛隊からの聞き取り調査の結果を報告します。
また,4月の始業が1か月延びた大学生。ボランティアに参加してみようかと思いつつ参加しなかった人と実際に参加した人の違いは何か,参加した人は何を得たのか,ボランティアにまつわる大学生の心理に迫ります!
※今回は大学生ボランティアに関する研究結果を報告します
「義援金を寄付する心理」…………(16日)
被災地支援のために全国各地で数多く行われている義援金募集活動。「人は,なぜ義援金を寄付するのか?」「どうすれば,より効率的に多くの義援金を集めることができるのか?」実際に義援金募集活動を行いながら実験や調査を行い,心理学的な考察を試みたところ,意外な発見が!?義援金を寄付する心理についての綿密な分析結果を,是非ご覧ください!