2024年6月18日宮城県警察本部大会議室において、私が担当する心理行動科学科犯罪心理学ゼミ生が宮城県警察少年健全育成ボランティア「ポラリス宮城」の結団式及びオリエンテーションに参加しました。
「ポラリス宮城」とは、宮城県警察が宮城県内の少年非行防止及び健全育成活動に意欲と熱意のある大学生をボランティアとして登録し、街頭補導活動や非行防止広報啓発活動などを通じて、少年の健全育成に寄与するものです。
私は一昨年度まで宮城県警察心理専門官、つまり公務員であったため、社会貢献できる同ボランティア活動が学生そして社会の両面にとって素晴らしいシステムだと思い、今回ゼミ生に参加を呼びかけました。その結果、今年度は8人のゼミ生が同ボランティアに登録し、今回の活動に6人参加しました。
写真のとおり、学生は宮城県警察本部1階に集合し、その後大会議室で結団式、現場で活躍する少年警察補導員が参加したグループごとの意見交換を行うオリエンテーションに参加しました。
参加した学生は、今後のボランティア活動に対して「警察職員の方と一緒に少年の立ち直りや少年非行防止の広報啓発活動に参加する動機づけが高まりました。」「夏休みに多く活動があるため、積極的に参加し、社会貢献したいです。」などと本学科のモットー「心理学は、机の上だけでは学べない」を実践できる貴重な機会ととらえております。今後ともできる限り学生の現場活動を報告したいと考えております。
※このボランティア活動は「心理学実践研修B」という単位認定科目の一環です。「心理学実践研修B」は、広く実社会における実践活動を後押しすることを目的としたユニークな科目です。資格取得や学会の年次大会・シンポジウム・研修会への参加、ボランティア活動などに対して、それぞれの活動内容に応じたポイントが付与され、一定のポイント数に達するとこの科目の単位が認定されます。
(浅野晴哉記)