キャリア支援企画(10)「公務員試験合格体験談」を開催しました

1月12日(木)の4校時に、公務員試験に合格された本学科の4年生3名をゲストにお迎えし、「公務員試験合格体験談」を実施しました。ゲストは大江明未さん(宮城県警察)、岡島礼佳さん(宮城県心理職)、佐々木麗葉さん(秋田県心理判定職)で、企画者である木野先生が進行役となり、会が進みました。

 前半は、その職につきたいと思ったきっかけや、どんな仕事なのか、いつ頃からどのような試験対策や準備をされたのか、実際の試験はどのようなものだったのかを、ゲストそれぞれにインタビュー形式でうかがいました。3名それぞれが、予備校(対面形式・オンライン形式)や進路支援を活用されており、一人でやるのではなく、的確に誰かに頼ることをお話しされていました。また、準備期間中のノウハウやコツなどはもとより、どのように公務員試験と向き合ったかという心構えに、下級生は大きな刺激を受け、自身のモチベーションにつなげているようでした。

 後半は、小グループに分かれ、それぞれのゲストにその実際の詳細について座談会形式でお話をうかがいました。参加者は、公務員に絞り込んでいる学生も数名いましたが、ほとんどの学生は模索中でした。勉強方法や勉強時間についてや、どのように進路選択をしたのか、公務員一本で準備する際の気持ちの持ち方など、ゲストへの質問は尽きることなく閉会となりました。

公務員試験体験談_写真

以下に参加した学生の感想の一部をご紹介します。

・公務員について表面的な情報のみではなく、進路を決めた時期や勉強方法、試験内容や対策など細かく教えていただきとても有意義な時間になった。気が引き締まった。

・まだ一般職か公務員になるのかも決めきれていない状態だったので、いろいろな方から話を聞いてみたいと思い参加した。志望の理由から勉強方法までかなり深く話を聞くことができ、参加してよかった。

・公務員試験の勉強方法についてとても有り難い話であった。過去問をひたすら解くこと、早めに始めるべき教科など、公務員試験対策について大変参考になった。

・公務員一本に絞ることへの不安や伸び悩みの時の乗り越え方など、人によって感じることや解決方法が違うことを知り、自分にあった乗り越え方や勉強方法を見つけていく必要があるのだと感じた。今回の企画でモチベーションが上がったのでこの気持ちを忘れないで頑張りたい。

・先輩に共通していたことは、なりたいという強い気持ちがあり、毎日努力し続けていたという点である。計画を立てて実行していた。覚悟を持って挑まなければならないと感じた。

・何年も夢見ていた職業の面接に行った時、「私の話を聞いてください」という思いだったというのを聞いてとても感動した。私もそのような自信を持って面接を臨めるようにしていこうと思った。今後、進路に迷ったときには、先輩の話を思い出したりして自分の力に変えていきた。

・自分が進みたいと思う道が少しだけ明るく照らされたような気がした。今はなりたい職業がたくさんあり、一つに絞れていないが、これから長い時間をかけて自分と向き合い、追求できたらいいなと思った。

本会は初企画でしたが、継続のリクエストもいくつかいただきました。今後企画がなされた場合にも是非多くの方に活用いただきたいと思いますし、さまざまなネットワークが広がっていくことを期待しています。

(千葉陽子記)