キャリア支援企画(4)『シリーズ:心理学を現場で活かす ~マーケティングリサーチセミナー~』を開催しました

1月18日(月)3校時に、マーケティングリサーチセミナーを開催しました。
この企画は、就職活動開始目前の3年生を対象に、マーケティングリサーチ事業を展開するマクロミル社からゲスト講師をお招きして、例年冬頃に行っているものです。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、初のオンライン開催となりました。
今回の企画では、心理行動科学科での学びが社会でどのように活かされうるのかということ、業界を知ること、そして、リサーチのポイントを実社会の素材から学び、プレ卒論や卒論に役立てていくことを目的として行いました。

●特別講師
株式会社マクロミル 大角 桃子 先生

●セミナーの様子
マーケティングとはなにか、商品開発から販売までの流れのなかでリサーチがどのように活用されるのか、身近な商品例をもとにお話をうかがいました。
また、マーケティングと心理学との関わりや、研究をする際には目的を明確にして調査を計画することの大切さをうかがいました。
さらに、新型コロナウイルス禍がマーケティングにどのような影響を及ぼすかについて、マクロミル社の取り組みも踏まえてお話をうかがいました。
そして、後半には2つのワークに取り組みました。1つ目はチョコレート、2つ目は洗口液を対象として、ブランド全体の売り上げ拡大のための施策を検討する上で必要な調査の企画を考えるというものでした。1つ目は易しいお題でしたが,2つ目はやや難しいお題でした。受講した学生たちは、オンラインでやりにくい中で皆頭を捻り、アイデアを出していました。時間の兼ね合いもあり、一部の学生のアイデアしか披露されませんでしたが、短い時間で良く練られており、大角先生からもお褒めのコメントをいただきました。

ここで、参加した学生たちの感想を一部ご紹介します。

「マーケティング」という言葉は知っていたが、具体的にどのようなことを行っているのかをイメージできなかったので、今回実際に仕事内容を聴いたり、課題をやってみることによって、理解を深めることができた。
マクロミルという会社自体は知っていたし、マクロミルのアンケートアプリに登録していたこともあったので、こうしてお話を伺うことがより貴重な体験だったなと感じた。
質問紙の作成やインターネットを通して回答を集めるなど、商品が店頭に並んだあとも工夫がほどこされていて、おもしろかった。
私はゼミ等の活動でアンケートを作成したり、結果を分析することに楽しさを感じているため、消費者からデータを収集することでマーケティングに貢献することはとても魅力的な仕事だと感じた。
コロナ禍の今、変化を求められる世の中だからこそ人々が何を考えているか調査し、それに応えるためには、マーケティングが重要になってくると学び、個人的にもう少し勉強しようと思う。

今回のセミナーを通して、学生たちは、心理学の研究や、企業についての視野を広げたように思います。また、Withコロナ社会におけるマーケティングの重要性を学んだようでした。大角先生、どうもありがとうございました。

 

(友野隆成記)