1月10日(木)3校時に、マーケティングリサーチセミナーを開催しました。
この企画は、毎年この時期に、マーケティングリサーチ事業を展開するマクロミル社からゲスト講師をお招きして、就職活動開始目前の3年生を対象に行っています。
心理学の学びを将来の仕事に結びつけるというと、「カウンセラー」が一番に浮かぶ学生が多いのですが、これ以外の道もあります。その一つがマーケティング分野です。
今回の企画では、心理行動科学科での学びが社会でどのように活かされうるのかや業界を知ること、そして、リサーチのポイントを実社会の素材をから学び、プレ卒論や卒論に役立てていくことを目的として行いました。
●特別講師
株式会社マクロミル 色摩あゆみ 先生
●セミナーの様子
マーケティングとはなにか、商品開発から販売までの流れのなかでリサーチがどのように活用されるのか、具体的な商品開発の事例をもとにお話を伺いました。
後半のグループワークでは、あるペットボトル飲料のブランド全体の売り上げ拡大のための施策を検討する上で必要な調査を企画する、という課題に取り組みました。身近な商品の販売戦略について様々なアイディアを出し合いながらマーケティングについて体験的に学ぶとともに、研究をする際には目的を明確にして調査を計画することの大切さを学ぶことができました。
色摩先生は人事担当をなさっているということで、質疑応答では、どのような人材を求めているかという質問がありました。
参加した学生たちの感想をご紹介します。
- 世の中に出ている商品には様々な戦略が隠されてることに驚いた。その戦略も、多方面からの膨大なデータをもとに検討されているのだとわかった。
- マーケティングプロセスのあらゆる段階で「リサーチ」が活用されていて、売上を上げるために、考えても見なかった視点がたくさんあることに驚いた。
- 心理学で学んでいることととてもつながっていると思った。また、アルバイトや仕事で売上や発注を行う際に参考にできそうだと感じた。
- リサーチ(調査)の計画を考えてみて、課題・現状把握-仮説-調査-考察・改善というプロセスは、ゼミでの研究や社会調査法の授業内容ととても関連が深いと思った。目的をもって調査することの重要性も、今学んでいることと同じだと気がついた。
- グループワークで、売上向上のためのリサーチを具体的に考えたり、意見を交換したりして、新しい発見があってとても楽しく感じた。マーケティングの仕事に興味をもった。
- 講師の色摩先生の話し方がとてもお上手で、わかりやすく、とても興味深く、そして楽しくお話を聞くことができた。パワーポイントの作り方や言葉遣いも勉強になった。
(木野記)