キャリア支援企画(5)「大学院進学、そして臨床心理士のお仕事(病院編)」を開催しました

11月10日(金)5校時に、本学科のOGをお招きして、キャリア支援企画「大学院進学、そして臨床心理士のお仕事(病院編)」を開催しました。
心理臨床職に関心を持つ1・2年生を中心に、14名が参加しました。

※写真は大橋先生との対談の様子です

※写真は大橋先生との対談の様子です


●今回のゲスト

和田彩さん(2011年3月心理行動科学科卒、旧姓:菅原さん)
本学科後卒業後、東北福祉大学大学院進学して、臨床心理士資格を取得されました。
現在は、大崎市民病院 精神科・相談支援室で臨床心理士としてお仕事をされています。

●企画趣旨

本学科の学生の中には,カウンセラーを将来の進路の一つとして志望している学生もいます。
臨床心理士や臨床発達心理士取得希望者のために、大学院進学のためのサポートは授業でも行っていますが、実際に心理士として仕事をするということについての理解を深めてもらうために、今回の機会を設けました。
昨年度はスクールカウンセラーをしていらっしゃる先輩のお話でしたので、今年は病院勤務されている先輩をお招きしました。

●講演会の様子

講演会は大橋先生との対談形式で行いました。
病院で、臨床心理士の方がどんなお仕事をされるのかの具体的な話を聞くことができました。精神科外来以外にも、小児科等の病棟でのお仕事や緩和ケアやリエゾンチームでのお仕事もあるそうです。
病院でのお仕事以外に、大学院時代のスクールカウンセラーを体験されたご経験についてもうかがい、臨床心理士の活躍の場を少し広く見渡すことができました。
また、資格取得のためには、大学院進学が必要ですが、そのための勉強法や準備についてもお聞きし、臨床心理士志望の学生のモチベーションは上がったようです。
心理士として仕事に就くかどうかにかかわらず、社会人として職場でどのように他のスタッフと関わっていけばよいのかのコツなど、今後の社会生活に広く役に立つお話もうかがえて、とても有意義な時間となりました。

●参加学生の感想

  • 進学して臨床心理士資格を取得したいと考えていたので、今までで一番自分のためになる貴重な話をたくさん聞けてよかった。
  • スクールカウンセラーを考えていたので、厳しさ、難しさを聞くことができてためになった。
  • スクールカウンセラーになりたかったけれど、医療の現場で働くという選択があること、両者の違いについて実体験に基づく具体的な話が聞けてよかった。
  • 前よりもこの仕事への関心が強くなった。
  • 職場で人間関係を広げることで、自分の仕事がしやすい環境を自分で作っていけることがわかった。
質疑応答の様子

※写真は質疑応答の様子です

次回のキャリア支援企画は、公務員ガイダンスを予定しています。
(木野記)