キャリア支援企画(4)「大学院進学と臨床心理士への道」を開催しました

11月28日(月曜)の4校時に,現在 臨床心理士として学校現場でご活躍のOGをお招きして,キャリア支援講演会を開催しました。
心理行動科学科に入学してくる学生の中には,カウンセラーを将来の進路の一つとして志望している学生もいます。そこで今回は,仕事の実際や仕事に就くためにどうしたらいいのかについて,具体的なお話を伺う機会をもうけました。

ゲストにお招きしたのは,今野さんです。 023
心理行動科学科の前身である人間文化学科「心理学ゼミ」を2006年3月に卒業されました。
その後,大学院に進学して,臨床心理士資格を取得され,現在は宮城県のスクールカウンセラーや本学学生相談室のインテーカーとしてご活躍の先輩です。
今回のナビゲーターは,今野さんの在学時の指導教員である大橋先生でした。

お話は,大学時代の学びから,大学院進学を決めるまで,大学院進学のためにどれくらい勉強をしたのかから始まりました。当時は人間文化学科の幅広い学びの一つとして心理学を学ぶカリキュラムでしたので,大学での勉強と並行して独自に進学のための勉強をされたそうです。親からのプレッシャーもあったとか,その付き合い方もお話いただきました。
大学院に進学してからは,臨床心理士の4つの仕事をになうために必要なことを2年間で勉強します。実習や修士論文のこともお伺いしました。
そして,カウンセラーとしてのお仕事の実際について,職場環境や待遇のこと,クライエントの人生と関わる大変な仕事であることやそこにどんなやりがいがあるのか,自己研鑽をつみ続けていらっしゃること,さらには仕事と家庭の両立などもうかがいました。

新しい国家資格の公認心理師の動向についても,今わかっていること,学科としての対応方針についても,ナビゲータの大橋先生からご説明がありました。

学生たちの感想の一部をご紹介します。007

  • 難しい仕事だとわかったが,やりがいもある仕事とわかってよかった。
  • 視野が広がった。
  • 大学院進学を考えているので,今できる勉強をしっかりしておこうと思った。
  • 資格取得のために自分で勉強をし続けて,自分で決めた仕事を何年も続けられていて,すごいと思った。
  • 心理行動科学科に独立して,専門的に心理学の勉強ができるようになって,自分たちは恵まれた環境で勉強しているのだとわかった。ありがたいことだと思った。

参加した2・3年生にとって,これからの進路を考えるための貴重なお話を伺うことができました。

(木野記)