6月29日(水)の3校時に,キャリア支援の一環として「言語聴覚士(ST)のお仕事」についての説明会を行いました。
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:ST)は,「話すこと、聞くこと」に関する障害のある人に対して,それらの機能の維持・向上に関わる専門家です。心理学を活かした専門職の一つととらえることができ,学部で心理学を学んだ人たちが選ぶ進路の一つです。
今回は,次のお二人をゲストスピーカーにお招きし,お話を伺いました。
須賀川芳夫先生 (ST。仙台医療福祉専門学校言語聴覚学科)
言語聴覚士の仕事内容と,言語聴覚士の資格取得についてお話を伺いました。
言語聴覚士は,「人の人らしさを支える」専門職であるということばが,学生たちの心に響いたようです。
また,資格取得者は年々増えているものの,現代社会においては,まだまだ人材が必要とされていることがわかりました。
手塚みなみさん (ST。2011年度心理行動科学科卒業生・仙台徳洲会病院勤務)
手塚さんが現在担当なさっているのは,急性期の患者様の支援で,今年で3年目とのこと。大学時代に教わった「正しく怖がること」が,お仕事に活かされているとのことでした。
実際にお仕事に使っている道具を見せてくださったり,様々な仕事場面の写真を見せてくださったりと,普段はなかなか見聞きできない医療現場の様子を具体的に知ることが出来ました。
今回は3年生以下の18名が参加しました。心理学を勉強したのちに,医療現場で活躍するという選択肢があること知り,進路選択の考えの幅が広がったようです。
「社会に出るといろいろな人と関わることになる,コミュニケーションの大切さを痛感した」というお話に,「今のうちから準備できること」とあらたな目標とした学生もいました。
ご結婚後の家庭生活との両立について,今後の働き方についてのお考えもお聞きし,自分のキャリアデザインのヒントを得た学生もいました。
(木野記)