音楽科・船橋洋介 教授が新潟県知事表彰を受けました

11月3日文化の日、新潟県の経済・社会・文化の発展等に大きな功績のあった方々を表彰する令和5年度の新潟県知事表彰で、本学・音楽科の船橋洋介 教授が、芸術・文化の分野での顕著な功績が認められ功労者として表彰されました。

船橋教授は、新潟県見附(みつけ)市で30余年にわたり市民の芸術文化の発展に寄与し、とりわけ「アルカディア音楽祭」の音楽監督として、ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付」をはじめ毎年オーケストラ付き声楽・合唱作品の共演を重ねてきました。「見附の第九」として今や、なくてはならない市民による音楽祭として定着しています。

※新潟県の見附市文化ホール”アルカディア”(愛称)は、1993年に開館して以来、音楽祭を毎年開催し見附市は新潟を代表する音楽文化の一端を担っています。

<船橋洋介教授: 新潟県内での主な活動>
「アルカディア音楽祭」では、これまで毎年著名なソリストや県内の若手アーティストを起用し、大阪フィルハーモニー交響楽団や大阪交響楽団等プロのオーケストラを招聘する他、新潟県内出身のプロのフリーランスの演奏家の活動の場を広げるために、県内出身のプロ奏者によるオーケストラを編成し専門誌で好評を得るなどクオリティの高い演奏を実現しています。

さらに、2011年より市内の全公民館を練習会場とした市民講座「いきいきうたごえサークル」を発足し、市民に音楽をより身近なものとして親しんでもらうプログラムを提唱し、活動は現在も定着しています。

また見附市より委嘱を受け、小中学生を対象とした音楽鑑賞教室のプロデュースを行ない、毎年、弦楽アンサンブル、吹奏楽、声楽アンサンブル、パーカッションアンサンブル、邦楽など、若い世代へ音楽の魅力を伝えるバラエティに富んだ公演を制作し、発信し続けています。

その他、新潟県内ではこれまでに、新潟交響楽団、長岡市民合唱団等の音楽団体との共演を重ね、アルカディア少年少女合唱団の設立、柏崎・六日町などでのコンサートや合唱講座の講師などとして招聘されています。

(公財)長岡市 芸術文化振興財団音楽アドヴァイザー(2007年〜2016年)を歴任。
現在、見附市音楽プロデューサー。

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